ハーイ、Everybody こんにちは(^u^)[E:note]
ひろみン[E:ribbon]です[E:heart01][E:heart01]
みなさん、クリスマス[E:xmas]はどのように過ごしたんですかー?
ケーキ[E:cake]、おいしかったですかー?(≧▽≦)
チキン[E:restaurant]、おいしかったですかー?笑
わたしは、両方おいしかったでーす[E:notes]笑
12月30日のI[E:heart01]かぬまの放送は、
「年末の準備はOK!クリスマスから年越しまで」
野州麻紙工房で麻の紙すき体験・手作り和紙で書初めをしよう[E:heart]
ということで、まもなくやってくるお正月![E:fuji]
.. ∧∞∧
(*・ヮ・*)
(___)
( )
| ̄◇ ̄ ̄ ̄◇ ̄|
 ̄ ◇ ̄ ̄ ̄◇ ̄
◇ ● ◇
|____|
お餅の準備はばっちりです!・・・じゃなくて(。-`ω-)笑
お正月・・・書初めをしてみるのはいかがでしょう?
そして、その書初めを自分ですいた紙に書けたら・・・
ということで、今回は鹿沼の伝統品である『麻』を使い、
紙すきを体験させていただきました(∩´∀`)∩
ご指導いただいたのは、
野州麻紙工房 主宰 大森芳紀さん[E:bud] です('ω')[E:heart]
[E:ribbon] 紙スキ、小学校以来ですが、できるでしょうか・・・??
[E:bud] わからないことがあってもすぐに答えますので、大丈夫ですよ。
はーい(^u^) がんばりまーす(^u^)
まずこれは、麻の繊維ですね。
これを水の入ったバッドにいれて、紙を作るんですね(^O^)
水は井戸水なので、一年を通して一定の温度が保たれています。
手を広げ、繊維を広げていきます。
[E:ribbon] つめたい・・・[E:wobbly]
[E:bud] これはまだ井戸からくみたての水なので、温度は高い方なんですよ。
しばらく溜めておいたものだと、もっともっと冷たいんです。
[E:ribbon] ・・・( ゚Д゚)
ある程度繊維が広がったら、「ねり」とよばれるとろとろとした液体を入れます。
[E:bud] とろろあおい、という植物のねっこからとっているものなんです。
元は中国から漢方として入ってきたもので、身近な物でいうとオクラに近いですね。
この「ねり」を入れることで、繊維が水の中で広がるんですってー!
「ねり」が広がるよう、よーーくまぜる。
「ねり」の量は、繊維の量、紙の種類によってかわる、とのことでした。
そして、「ねり」は水温が高いと水に戻ってしまい、繊維がだまになってしまうので、
夏は何度も何度も繰り返して入れることもあるとか。・・・大変です[E:bearing]
[E:bud] ではさっそく紙すきを始めていきましょう。
[E:ribbon] がんばりまーす(^O^)!
まずは、「すげた」と呼ばれる道具で、繊維をすくっていきます。
[E:bud] いいですねえ[E:shine]
[E:ribbon] うふふ(^u^)[E:heart01][E:heart01][E:heart01][E:heart01][E:heart01]
[E:bud] じゃあもう一度、すくってみてください。
[E:ribbon] はいっ!・・・よいしょー!
[E:ribbon] ・・・・おや??
[E:ribbon] ・・・!!!先生!!!!下の方がはがれました( ゚Д゚)!!!
[E:bud] そうなんですよー。実は、2回目以降に繊維をすくうときは、水にすげたを入れる
角度に注意しないと、すげたの後ろから入ってきた水の圧力によって、
1回目にすいた繊維がはがれてしまうことがあるんですね。
ただ、これは口だけで説明してもわからないので、一度失敗してもらおうと思って
黙ってました[E:shine](笑)
[E:ribbon] な、なるほど(笑)
[E:bud] では気を取り直してもう一度やってみましょう[E:dash]
[E:ribbon] はーい(^u^)[E:notes]
水をくんだすげたは、重さ約3~4キロ。
結構重いんです。
[E:ribbon] あはっ[E:heart02]いい感じですか?[E:heart02]
[E:bud] 上出来じゃないでしょうか(^O^)[E:shine][E:shine]
[E:ribbon] わーい\(^o^)/[E:note][E:note]
出来上がったものは、圧搾という水を抜く作業、そして、乾燥させるため、
積み重ねて、置いておきます。
すげたからはずしてみると、こんな感じ[E:note]
麻独特の色味が、とてもきれいです[E:cute]
[E:ribbon] 「圧搾」「乾燥」はどのくらいの時間するものなんですか?
[E:bud] 圧搾は、一昼夜行います。乾燥は、晴れの日だと3~4時間。
鉄板乾燥という、薪ストーブのようなものでかわかす場合は5分ですね。
[E:ribbon] 5分!?早い!!
[E:bud] 今、やっていただいたのが、「ためずき」という手法で、すげたで繊維を
すくい、水がすげたから落ち、繊維を残す、という作業を繰り返して紙を作って
いくものなんですね。
その他に、「ながしずき」という手法もありまして、そちらはすげたをすくいあげた
時に、すげたを縦方向、横方向に揺らしながら水を落とし、繊維を残す、という
手法なんです。
[E:cat] では、そのながしずき、私が体験してみます[E:shine]
というわけで、にゃろめ姉さん[E:cat]、ながしずきに挑戦[E:happy02]
[E:cat] なんか・・・均等にならないかも・・・
[E:bud] 繊維をすべて均等に広げる、というのは僕たちでも難しいことなんです。
実際すげたが、真ん中が少し高くなっているというのもありますしね。
[E:cat] そうだったんですかー!
[E:bud] いい感じですね。
[E:cat] さっきひろみンも言ってたけど、すくいあげるときやっぱり重いですね。
お子さんとかは大変なんじゃないですか?
[E:bud] そうですね、この時期だと寒くて水が冷たいのも重なって、お子さんたちは
きゃーきゃー騒ぎながら、紙すきしている感じですね(笑)
それも見ていてすごく楽しいですけどね(^O^)
[E:ribbon] おおっ、なんだかとってもきれいに出来上がってる感じですね(^u^)[E:shine]
[E:bud] こちらも非常に上出来だと思います!
[E:cat] やだー[E:heart01]わたし天才かもしれなーい[E:heart01]
[E:ribbon] お姉様、心の声でてますわ。
[E:cat] あら(笑)
そしてこちらがにゃろめ姉さんの完成品[E:cat][E:diamond]
出来上がりをもってぱしゃり[E:impact]
にゃろめ姉さんの方も、圧搾、乾燥させるために、
積み重ねておきます。
やはり、麻の色がきれいですね(^u^)
出来上がりが楽しみだなー(≧▽≦)[E:shine][E:shine][E:shine]
大森さんには、詳しいお話しも、インタビューさせていただきました。
[E:ribbon] 野州麻紙工房さんは、できて何年になりますか?
[E:bud] できて13年になりますね。小さいころからものづくりが結構好きで
もともとはその麻農家もしていなかったんですけど、一回、造形関係の会社
に勤務しまして、ずっとものづくりをしている中で、一番身近なところに麻っていう
素材があったものですから、それをつかってやっぱものづくりをしてみたいな、
っていうのが工房を始めるきっかけになりました。
[E:ribbon] 普段は麻農家さん、ということですが、麻農家さんは、
普段どんなことをされてますか?
[E:bud] 春になるとタネをまいて、夏には収穫をして、それをまた加工して、
っていうのをやっています。
栃木で栽培される麻のほとんど、7割ぐらいですかね、神事用っていって
神社で使われることが多いです。
あとはたいこ、お囃子のたいこだったり、弓道の弓づるだったりということで、
そういうものにもともとは利用される繊維、なんですね。
麻工芸作家としては、基本的に麻を加工して、紙を作ってます。
紙だけではなくて、麻を使った照明とか、紙を使った内装なんかもやってます。
[E:ribbon] オーダーでの作品も作られたりするんですか?
[E:bud] そうですね、基本的には展示してあるものが多いんですけど、
各お客様の家というのはそれぞれ違いますので、もうちょっと大きい方がいいとか、
小さいほうがいい、とか、好みの色なんかがあればそれに合わせたりして。
うちでは草木染がメインなんですけど、草木染で、お客様の好みの色に変えたり、
あとは鹿沼とかだとこんにゃくなんかも有名ですんで、こんにゃくと麻の
コラボのものを作ったりとか、そういうこともやってます。
それは、水にぬれても大丈夫なんです。名刺入れとか、ミシンで縫ったりも
できるので、ちっちゃい小物なんかも作れます。
[E:ribbon] 作品は工房以外でも購入できますか?
[E:bud] 鹿沼市内でしたら、まちの駅新・鹿沼宿におろしています。
県外になりますと、都内、埼玉などの自然素材を扱うようなお店で、扱って
いただいています。わりと、時代のせいかわからないですけど、いろんな
安いものはありますけど、本来の栃木、栃木というか、日本でゼロから作られた、
所在のわかるものっていうんですかね。今はいろんなものがあふれてて、
そこにあるものがなんなのかっていうのがわかんない時代になってきてるので、
割と若い方なんかも結構注目してくれて、本当に原点じゃないけど、
しっかりしたものを買いたいっていうお客様が行くようなお店に
置かしていただいてます。
[E:ribbon] 麻の紙のルーツのようなものは?
[E:bud] もともとは麻の紙ってすごくルーツが古くて、中国で、紙の歴史は始まったと、
今のところは言われてるんですけど、そのころの始まりっていうのが、
当時着てた麻の織物。今と違って、2か月3か月かけて、1着の服を作るので、
ちょっと切れたからって言って捨てるわけにはいかないじゃないですか。
なのでどうしたかっていうと、もったいないんで、それをたたいて、亡くなった方を
埋葬する際に、それでつつんだんですね。そのときに紙と布の中間みたいなのを
作ったのが、紙の始まりじゃないか、っていうのと、あとは、洗濯は当然川岸で
するんですけど、洗濯機でいう、わたポケットがあるじゃないですか、
結局同じところで1年中洗濯をしてると、そういう綿くずが、川面によって、
水が引いたときに紙のようなものを見た人が紙を創造したというか、
始めたんじゃないかっていうような、それぐらい古いです。
日本においても、紙の技術が伝わった当初というのは、
麻の紙だったと、一応言われてますね。
[E:ribbon] かみすきというと、こうぞ・みつまた、などの原料が思い浮かぶのですが、
麻で紙すきをするというのはそれらより難しい、ということもあるんですか?
[E:bud] だいたい和紙っていうと、こうぞみつまたがんぴっていうのが3大原料って
言われてますけど、あれらは本当によりすぐられたというか、淘汰されて、
紙になりやすい原料ということで今その3大原料が有名ですけども、
もともとはこの麻も入っていたんです。
麻は、ゆみづるだったり、船の帆だとか、停泊している船を停めておくロープだったり
に使われていたんでね、それというのはやっぱり水に強くて、すれに強くて、
熱とかそういうのにも強い、っていうものなので、紙の材料に加工するときは
それが逆に、ネックになるというか、加工はちょっと手間がかかりますね。
[E:ribbon] そのように、麻が強い繊維であるとか、麻について知らないことの方が多いです[E:wobbly]
[E:bud] 麻というのは、意外とみなさんに身近な物だったりするんですよ。
だいたいの方が1年に1回は神社にいかれて、賽銭入れて、鈴縄を振ると
思うんですけど、あれがいちばん触れる機会の多い麻だと思うんです。
鈴縄っていうのはもともと麻の縄だったり、あとはご結婚なんかされるときは、
結納のセットってあると思うんですけど、それの『友白髪』が麻の繊維だったり
ということで、直接的にはこれが麻、っていう感じではでてないので、
わかりづらいですけど、日本人の、一生の中では要所要所で必ず、
出てくる繊維かなと思います。亡くなられてお葬式のときなんかも使いますし、
お盆にも使ったりするので。
[E:ribbon] 大森さんご自身の麻工芸製作のキャリアはどのくらいになりますか?
[E:bud] もともとは、造形の会社にいましたので、そこで2年半ぐらいものづくり、
デザインから製作までやっていて、後に退社して、野州の、半年ぐらいですかね、
農業の方の勉強もしながら、自分で何か形にしたいっていうのがありまして、
織物はまあちょっとこの手では無理だなと(笑)というのがあったり(笑)、
本当に、一般の方に麻の良さを知っていただきたいというのがあったので、
わりと使うものは何かなと思ったときに、麻の紙だったっていうのと、
歴史的な、物も調べたりして、紙ならいいんじゃないかなっていうのが、
始まりですね。
それから工房建てるのと勉強するのと同時期ぐらいですかね、
なのでもう13年ぐらい紙すきをしてます。
[E:ribbon] 麻をやっていこう、と思った理由は?
[E:bud] 勤めていた退社のきっかけにもなったんですけど、結局デザインで
製作っていう世界はすごくやっぱりサイクルが早くて、いろんな最先端の素材を
使ってものづくりができたのは確かに楽しかったんですけど、なかなか自分の中で
その素材を消化しないまま、デザインして作っておさめて、だけどその素材を
次に使うのはもう何年後になるかわからないし使わないかもしれないという、
完全に自分の中でその素材っていうものをわからないでものをつくるって
すごいことだな、って思ったんですよね。
当時やっぱりそのホルムアルテヒドとか、アトピーとかっていう、
結構騒がれてた時期だったので、子供さんの遊具なんかも、作ったんですけど、
果たしてこれで大丈夫なのか、っていうのがあって。
そういうときに、素材のわかるものづくりをしたいって思ったのが、きっかけですね。
あとは、両親が麻農家だったというのも、大きな理由の一つです。
素材が本当に、素材ありきというか、素材が近くにあったから今できてる、
というのが一番の要因ではあるんですけど、もともとは麻農家を継ぐ
つもりではなくて、ものづくりをしてく中で、麻の魅力を再発見できたんですよね。
[E:ribbon] 紙すき体験を始められたきっかけは?
[E:bud] ものを、作るだけじゃなくて、やはり最初の目的が、麻の魅力にひかれて、
始まったものですから、それを少しでも伝えていきたいっていうのがあるので、
紙すきも含めていろんなワークショップを、しながら、話ができますよね。
そこで、麻ってどんなものなんだろうって、麻って言われてもやっぱり
ピンとこない人のが多いので、そんな魅力を伝えながら何かできないかな
っていうんで、体験ということをすることで、実際に麻と触れ合ってもらうのが
いちばん手っ取り早かったというところですかね。
[E:ribbon] 紙すき体験をされる方はどういった方がおおいですか?
[E:bud] いちばんは麻に興味がある方っていうのが多くて、畑も見ながら、
素材ってどんなものかなとまず見たい、それで、体験される方が多いですね。
あとは子供さんとか夏休みとか長期の休みになると夏休みの宿題として
体験されるお客様も多いです。
リピーターの方もいらっしゃるんです。最初はやはり小さいハガキで体験されて、
ちょっと大きいもので、やってみるわっていう方もいらっしゃいますし、
最近は壁にかけるタペストリーの体験、なんかもやってますので、
押し花なんかが好きな方はご自分で押し花作ってもってきていただいて、
それをタペストリーに好きに飾りつけしていただいて、そのままかわけば、
家でかけられますので、そんな、リピーターの方も結構多いですね。
[E:ribbon] 体験では、どんなものが作れますか?
[E:bud] 小さいものだとハガキサイズの紙からA4サイズの紙ですね。
A3の紙とかのタペストリーになりますと、壁にかけるだけじゃなくて
ちょっと薄目に作っていただいて、筒状にまるめて、LEDの電球など、熱の出ない
もので、そのままあかりにされるお客様もいらっしゃいます。
あとは、紙以外でいうと、草履のワークショップだったり、麻を使った、草履が
この辺だと、おじいちゃんおばあちゃんたちは、板の間草履って言って、
今でいうスリッパみたいな、麻の草履があったんです。
それを作る体験だったり、携帯のストラップを作る体験だったりっていうのもできます。
[E:ribbon] 大森さんご自身が、紙すきを教える上で思うこと、を教えてください。
[E:bud] 紙すきの体験をするというよりは麻に触れていただくというのが、メインに
考えてますので、楽しみながら麻のことを知っていただけたらなあ、と思います。
[E:ribbon] 紙すきの料金、予約方法について教えてください。
[E:bud] 体験の方は、一週間ぐらい前に予約を入れていただくようにしてます。
どうしても、麻の処理をしなきゃいけないので、予約の方は1週間前に
していただいて、体験の方はおひとり様1000円という形で、普通のハガキと、
A3までやってます。
さきほどお話しさせていただいたタペストリーに関しては2000円で、やってます。
[E:ribbon] 紙すきは冬のもの、というイメージがあるんですが、通年でできるんですか?
[E:bud] 基本的には冬が一番、紙すきにむいてるって言われてるんですけど、
ねりって言って紙をすくときに入れる、粘質のねばねばしたもの、があるんですけど、
それが熱に弱いんですね。
だからそれが夏なんかだとそれがすぐ水に戻ってしまうので、
やはり水の冷たい、外気の冷たい冬が、向いてます。
夏だと、仕事をしていてやきもきしてしまうんです(笑)
ねりを何回も何回もすくたびにたさないといけないので、
それだったら水が冷たくても、快調にすけた方が気分的には楽しいですしね。
それに、基本的に井戸水を使ってますので、年間通して17~8度ぐらいなので
そこまで冷たくないんです。まあ溜め水しておいたものだとやはり、冬はね、
手を入れられないほど冷たくなっちゃいますけどね(笑)
[E:ribbon] 野州麻の魅力、とは?
[E:bud] 野州麻の魅力はですね、やはりとぎれずずっと続いてきてるっていうのが
一つの魅力で、栽培とか繊維自体もすごくすばらしいものなんですけど、
この流通で、下駄の新縄をなってくれる職人さんがいて、その先に、
下駄を作る職人さんがいてっていうのがまだかろうじて、残っているというか、
タコ糸もそうですし、神社の鈴縄なんかもそうですし、真麻の織物ですね、
そのものがやはり、こういう時代でも、続いてるっていうのがいちばんの
魅力じゃないかなと。
量は少なくなってるけど、どこかでみんな、必要としてくれてるっていうのが、
一つの魅力かなと思います。
繊維の魅力としては、きれいさというか美しさ、と強さというのがあって、
種まきから始まって、収穫して、発酵させて繊維を取り出すんですけど
その時のやはりツヤというか、そういうものは見てるだけで魅力的だなあと。
まあそれが何?って言われちゃったらそれは・・・(笑)
でも僕なんかはすごくきれいな繊維だなと思いますね。
[E:ribbon] 発酵させてとりだす・・・??
[E:bud] そうですね、代々続くというか、酒蔵さんなんかと一緒でずっと同じ場所で
やってると酵母とかそういうものがいつくので、それで発酵させてあげて、
薬品とかそういうのを使っても繊維の取り出しっていうのはできるんですけど
繊維が傷みますし、ツヤもなくなるし。
太鼓だったり、大凧の糸だったりっていうのは、20年30年使われるものなので、
強度が落ちてしまうと、他の化繊でもいいし、木綿でもいいし、なんでも
よくなってしまうので、日本古来の発酵の、日本は発酵の文化と言われてますので、
そういう発酵という技術を使って、ゆっくり、繊維にもダメージのないように、
とりだしてあげるっていう。
もう一点、野州麻の魅力があるとすれば麻の栽培をする工程というんですかね、
やっぱりこの鹿沼って480年ぐらい、麻の栽培が続けられてきてるんですけど、
独自の方法一個一個が無駄がなくて、僕が就農した当初っていうのは、
入ったばっかりっていうのはこうやってやったほうが効率がいいんじゃないか
ってこう、変えたりしたんですけど、結局やっぱり元のやり方っていうのが、
400何十年続いたものには勝てないんですよ。
この歴史ある栽培の工程も、やっぱり魅力ですね。
[E:ribbon] 大森さんは、イベントだったり、ワークショップだったりに積極的に参加
されているという印象があるんですが、今までどういったものに参加されましたか?
[E:bud] 最近だと、永野小学校の子供たちと紙すきをするワークショップに参加
しましたね。多いのは、環境のイベントとか、エコ、というようなイベントが多いですね。
[E:ribbon] こんなイベントに出たい!というものはありますか?
[E:bud] むしろ鹿沼でそういうイベントをやりたいというのがあって麻に限らずですけども。
鹿沼ってやっぱり木工もありますしね、組子細工なんかも歴史が古いので、
そういった自然素材プラス、手作りというか、思いを込めて作ったものの、
展示会みたいな、野外でやるような、そういったイベントがしたいと思っています。
本当に鹿沼は素材にあふれてるし、僕なんかは歴史は浅いですけど
木工に関してはね、すごく歴史も古いので、そういったものを
発信していけたらいいなあと思ってます。
[E:ribbon] 麻農家・麻工芸作家として、うれしかったことを教えてください。
[E:bud] 単調なところは全くないというか、素材からやってますので、毎年できる
繊維の質というのが変わるし、一枚の畑をとっても、北か南なのか、
水がたまるところなのか水はけがいい所なのかっていうので、繊維が
必ず違うんですね。だからそのたびに発見があって、物を作る発見も
あるっていうことで、なんかそういうとこかなって思います。
飽きない!っていうのが(笑)やっぱりうれしいです。
[E:ribbon] リスナーのみなさんにメッセージをお願いします。
[E:bud] 鹿沼はおそばがおいしい所なので、おそばを食べにいらっしゃったついででも
かまいませんので、時期には麻畑も見てもらって、紙すき体験もして、体験の中でも
気軽に麻のことを聞いていただければなんでも答えますので、まずは麻と触れ合って
いただいて、麻の魅力を少しでも知っていただければありがたいです。
大森さん、ありがとうございました(^u^)
お話しの後に、ギャラリーを見せていただきました。
素敵な作品がたくさんありました(≧▽≦)
麻の照明、とっても素敵[E:heart04]
工房の隣にある建物のギャラリーの隣には、
Cafeぎゃらりー納屋
というカフェが併設されています。
大森さんは、ご夫婦でこちらのカフェを経営されています(^u^)
カフェについても、お話しを伺ってみましたよ[E:note]
[E:ribbon] ぎゃらりー納屋さんはどんなカフェですか?
[E:bud] 麻の紙って、みなさんにとってなじみがないですよね。
また、麻の照明っていってもなかなかイメージがつかないと思うので、
もともとはその麻の使い方の提案をするスペースとして、Cafeギャラリー納屋
というのを作りました。今は麻の実とかそういうのを使った料理を提供したりして、
麻の魅力を、栃木の魅力を発信できるような施設だったらいいなあと思ってます。
[E:ribbon] どんなメニューがありますか?
[E:bud] この鹿沼地区は麻も有名なんですけど、おそばも有名なので、
麻とおそばと、あと鹿沼で作った野菜を使ったピザや、お菓子の提供をしています。
[E:ribbon] お客様はどんな方が多いですか?
[E:bud] この辺は観光地ですし、ちょうど今の時期とか新そばが始まってますよね。
そうなると、おそばを食べて、カフェでゆっくりして帰られるお客さんが多いですね。
また、結構年齢層も広く、若い方から年配の方までいらしていただいてますね。
お子さんもいらっしゃいます。
[E:ribbon] 内装がとっても素敵ですね。
[E:bud] ありがとうございます。こちらは、メインは麻で、あとはもともと地元鹿沼が
すごく好きなので、杉の皮など、身のまわりにある素材を使っています。
この辺の野州杉、鹿沼だと有名ですよね。あとは稲わらだったり、
雑草に至るまでそんなものをまぜて、素材感のあるものをいろいろ作ってます。
カフェならば、食べないなんて選択肢はなーい(≧▽≦)!!
というわけで、先ほどお話しにあがりました、
麻の実生地ピザ
そば生地ピザ
チーズケーキ
ハニートースト
ぺろり(^u^)[E:restaurant]
カフェの中もホントに素敵[E:heart04]
メニューはこんな感じ[E:note]
メニューが書いてある紙も、1つ1つが麻の和紙[E:shine]
お料理もとってもおいしかったです(^u^)[E:heart04]
ゆったりした時間を過ごせる雰囲気もとーってもよかったです[E:heart02]
先ほどまで、麻農家スタイルだった大森さんは、
カフェオーナースタイルに変身されてました[E:shine]
素敵[E:notes]
お隣にいらっしゃるのは、
東京から、麻農家の研修にこられているという
井口佳亮さん
大森さんのところには、麻農家を目指す若い方が、
研修にこられることもあるんだとか(´ω`*)
現在は、2人の方が研修中。
北海道からいらしているという、岩吉亜樹さんに、お話しを伺いました。
[E:ribbon] なぜ麻農家になりたいと思われたんですか?
[E:tulip] 私麻の服がすごい好きなんです。なので自分で着るものとかが作れるように
なったらいいなと思ったんです。
私ずっと北海道に住んでたんですけど、北海道のアイヌの人は冬の間に
木で、自分たちの着る着物とかを作るんですよ。
なので、そういうのをできたらいいな、と思ったというのがありまして。
で、どうせだったら好きな麻で、やりたいなと思って、2013年の3月にこちらに来ました。
[E:ribbon] 野州麻紙工房はどうやってお知りになったんですか?
[E:tulip] 北海道で麻の活動をしている方が大森さんのことを知っていて、
それで紹介してもらいました。
[E:ribbon] 岩吉さんの考える麻の魅力を教えてください。
[E:tulip] なんて言ったらいいのかわかんないですけど(笑)麻でできた服とか、
着てて気持ちいいですよね。今年の夏には、畑にある麻を実際に初めて
見たんですが、農作物で自分よりあんなに大きい背丈の物を、収穫して、
糸をつむいで服を作ってた昔の人ってすごいなってあらためて思いました。
そういうことを考えると・・・やっぱりすべてが魅力ですね!(笑)
[E:ribbon] 紙すきもされるんですか?
[E:tulip] 紙すき、やってみたいですね。でも今は、まだまだ麻を製麻にするっていう
段階で、まだまだ先は長いです。
[E:ribbon] 鹿沼の魅力って何かかんじることはありますか?
[E:tulip] 鹿沼の魅力は、北海道と違って、伝統文化というか、伝統工芸が
すごくたくさんあるというか、また北海道とは違う、内地ならではの、
そういうものがすごく大事なんだろうな、と思いました。
残したくても残せない、カテゴリーっていうんですか、そいうものがたくさんあって
すごいとこきたなって思います。栃木県すごいです!笑
岩吉さん、急なお願いだったにもかかわらず、お話ししてくださって
ありがとうございました(*´ω`)[E:heart01]
最後に、大森さんと岩吉さんとぱしゃり[E:camera][E:shine]
素敵な体験、貴重なお話し、ありがとうございました(≧▽≦)[E:heart04]
カフェにもまた、遊びに行かせていただきます(*´ω`*)[E:cake][E:cafe][E:heart02]
実は・・・[E:heart01]
野州麻紙工房さん、ぎゃらりー納屋さんとは逆隣に、
ぱんとまいむ
という、大森さんのご両親が経営されているパン屋さんがあります[E:happy01]
にゃろめ姉さん[E:cat]も、朝早くに並んだという、売り切れ必至の人気のパン[E:bread]
エレガントローズ
他にもいろんなパンがたくさん[E:heart02]
もちろん購入させていただきましたよ[E:bread][E:heart01][E:bread][E:heart01][E:bread]
ふふふ(^u^)[E:notes]
麻の魅力も知れて、おいしいカフェでゆったり過ごせて、
おいしいパンも買える[E:notes]
素敵な施設でした(*'ω'*)[E:heart02][E:heart02][E:heart02]
大森さん、本当にありがとうございました[E:bud][E:heart][E:heart]
〇〇〇〇〇INFORMATION〇〇〇〇〇
野州麻紙工房
Cafeぎゃらりー納屋
〒328-0212
鹿沼市下永野600-1
☎ 0289-84-8511
営業時間 11:00~18:00
定休日 月曜日 火曜日
年末年始・お盆
定休日が祝日の場合は営業
[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]
「今週の鹿沼そば認証店」
のコーナーです(^u^)
今回ご紹介するのは、市内鳥居跡町にあります、
「月見亭」 です[E:note]
カモが嫌いな方でも食べられるという、
本鴨を使ったあったかいカモ汁そば[E:sun]は、
去年の放送でご紹介しました(≧▽≦)[E:shine]
コチラをもう一度チェック[E:heart01][E:down][E:down][E:down]
http://crt-radio.blog.ocn.ne.jp/kanuma/2011/11/post_2773.html
http://crt-radio.blog.ocn.ne.jp/kanuma/2012/11/post_0b79.html
今回も、お話しを伺ったのは、
月見亭 女将 大津 茂子 さん[E:bell]
そして、取材の時に偶然お客様としていらした、
常連の 二口 善男 さん[E:spade] にもお話しを伺いました[E:heart04]
[E:ribbon] 月見亭さんについて教えてください。
[E:bell] 今から19年前、娘が調理の学校を出まして、何かお店をやりたい
ということで、始まったわけなんですが、たまたま私がおそばが大好きで、
小さいころから母がおそばを打ってまして、それを見ていて、じゃあ
細く長く、じゃあお蕎麦屋さんでもやろうかと、いうことになって始めました。
今は娘は結婚しまして、一人でやっております。
[E:ribbon] 月見亭さんのおそばについて教えてください。
[E:bell] 鹿沼の玄そばを仕入れまして、石うすでひいて、私が打って
出しております。
メニューの一押しはカモ汁そばです。
新潟産のカモを使い、そのカモの脂でネギを炒めて出汁をとります。
人気の商品ですので、1年間通して出しております。
[E:ribbon] お客様はどんな方が多いですか?
[E:bell] 鹿沼はゴルフ場が多いですから、その帰りによっていただくっていう
お客様がおおいですね。なので、地元の方ももちろんなんですが、
県外の方も多いですね。
東京からいらっしゃるお客さんもいまして、電車に乗って、カモ汁そば食べて、
生そば買って、また電車で帰る、っていう方もいますね。
最近印象に残ってるお客さんですと、3人家族でいらして、お子さんが3歳
だったんですけども、大盛りをひとつと、並ふたつ、を注文されて、
お父様が大盛りなのかな、と思っていたら、3歳のお子さんが、大盛り
だったんですね。本当におそばが大好きみたいで、最後には蕎麦湯も
召し上がっていらっしゃいましたよ。
[E:ribbon] そば天国はいかがでしたか?
[E:bell] 毎年来てくださるお客様とかもいて、去年おいしかったから今年も
また並んだよー。っていってくださるお客様もいました。
2日間で、1200~1300食ぐらい販売させていただいたんですが、
土曜日は1時くらいに完売してしまって、お客様に申し訳なかったなあと
いう気持ちでいっぱいでした。
あとは、お客様が本当に鹿沼のおそばっておいしいんですねって
そういうお声をたくさんいただいて、本当にありがたいです。
[E:ribbon] お店をやるうえで心がけていることは?
[E:bell] お客様と一緒にいろいろなおそばの研究じゃないですけれども、
おつゆもそうですけれども、お客様の声を聴きながら、これからも
より美味しいおそば、つゆを出していきたいと思います。
続いて、二口さんにもお話しを伺いました(^u^)
[E:ribbon] いつごろからこちらにいらしてるんですか?
[E:spade] 2,3年前からになりますね。仕事の関係で鹿沼に来ることもありますから
その時は結構寄らさせてもらってます。
[E:ribbon] お気に入りのメニューは?
[E:spade] カモ汁そばをよくいただいております。
天然のカモを使っていて、非常に出汁が聞いてておいしいです。
[E:ribbon] 鹿沼の印象はどんな感じですか?
[E:spade] そうですね、やっぱり鹿沼と言えばそば、という印象がありますね。
[E:ribbon] おそばは普段からよく召し上がられますか?
[E:spade] 前はあまり食べない方だったんですけど、こちらにくるようになってから
美味しいな、と思うようになりました。中でもこちらがお気に入りです。
大津さん、二口さん、ありがとうございました(*´ω`)[E:heart][E:heart]
私たちも、カモ汁そば、いただいちゃいました(^u^)[E:heart02]
出汁がきいてておいしい~[E:heart]
カモのくさみは全然ありません![E:shine]
でも出汁はほんとによくきいてる[E:shine][E:shine]
大津さんは、
カモを嫌いな人にこそ、食べてほしいんです。
実際に、嫌いな人にも食べていただいたことがあるんですが、
「こんなにカモっておいしいんだ!」
と言っていただいて、うれしかったです。
とおっしゃってましたよ。
完食[E:heart]笑
毎日寒いですからね。ぜひ月見亭さんのカモ汁そばを食べて、
あったまっていただきたいと思います(*'ω'*)[E:heart04][E:heart04][E:heart04]
お店の中はこんな感じです[E:heart02]
メニューはこんな感じ[E:heart]
大津さん、ありがとうございました[E:heart]
二口さん、急なお願いにもかかわらず、お話ししてくださって
ありがとうございました\(^o^)/[E:heart]
〇〇〇〇〇INFORMATION〇〇〇〇〇
月見亭
住所 鹿沼市鳥居跡町1438
TEL 0289-63-2524
営業時間 11:30~14:30、17:00~21:00(現在は夜は予約のみの営業)
定休日 不定休
駐車場 10台
I[E:heart01]かぬま、今年最後の放送となりましたが、
いかがでしたでしょうか???
リスナーの皆様、よい年をおむかえくださいませ。。。[E:heart][E:heart][E:heart]
来週の放送は、
佐藤信鹿沼市長 新年のご挨拶
春渡祭PR特集
をお送りします。
2013年、ありがとうございました[E:heart][E:heart][E:heart][E:heart][E:heart][E:heart][E:heart]
I[E:heart01]かぬま
ひろぽんお兄さん[E:penguin]
にゃろめ姉さん[E:cat]
うなぎいぬくん[E:dog]
ひろみン[E:ribbon]