2013年12月







ハーイ、Everybody こんにちは(^u^)[E:note]

ひろみン[E:ribbon]です[E:heart01][E:heart01]




みなさん、クリスマス[E:xmas]はどのように過ごしたんですかー?

ケーキ[E:cake]、おいしかったですかー?(≧▽≦)

チキン[E:restaurant]、おいしかったですかー?笑

わたしは、両方おいしかったでーす[E:notes]笑




12月30日のI[E:heart01]かぬまの放送は、

「年末の準備はOK!クリスマスから年越しまで」

野州麻紙工房で麻の紙すき体験・手作り和紙で書初めをしよう[E:heart]



ということで、まもなくやってくるお正月![E:fuji]

   .. ∧∞∧
    (*・ヮ・*)  
    (___)    
   (      )
 | ̄◇ ̄ ̄ ̄◇ ̄|
  ̄ ◇ ̄ ̄ ̄◇ ̄
    ◇  ●  ◇
    |____|


お餅の準備はばっちりです!・・・じゃなくて(。-`ω-)笑



お正月・・・書初めをしてみるのはいかがでしょう?

そして、その書初めを自分ですいた紙に書けたら・・・


ということで、今回は鹿沼の伝統品である『麻』を使い、

紙すきを体験させていただきました(∩´∀`)∩




ご指導いただいたのは、

野州麻紙工房  主宰   大森芳紀さん[E:bud]   です('ω')[E:heart]


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[E:ribbon] 
紙スキ、小学校以来ですが、できるでしょうか・・・??

[E:bud] わからないことがあってもすぐに答えますので、大丈夫ですよ。




はーい(^u^) がんばりまーす(^u^)



まずこれは、麻の繊維ですね。

これを水の入ったバッドにいれて、紙を作るんですね(^O^)

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水は井戸水なので、一年を通して一定の温度が保たれています。

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手を広げ、繊維を広げていきます。

[E:ribbon] つめたい・・・[E:wobbly]

[E:bud] これはまだ井戸からくみたての水なので、温度は高い方なんですよ。

しばらく溜めておいたものだと、もっともっと冷たいんです。


[E:ribbon] ・・・( ゚Д゚)


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ある程度繊維が広がったら、「ねり」とよばれるとろとろとした液体を入れます。

[E:bud] とろろあおい、という植物のねっこからとっているものなんです。

元は中国から漢方として入ってきたもので、身近な物でいうとオクラに近いですね。


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この「ねり」を入れることで、繊維が水の中で広がるんですってー!

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「ねり」が広がるよう、よーーくまぜる。

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「ねり」の量は、繊維の量、紙の種類によってかわる、とのことでした。

そして、「ねり」は水温が高いと水に戻ってしまい、繊維がだまになってしまうので、

夏は何度も何度も繰り返して入れることもあるとか。・・・大変です[E:bearing]



[E:bud] ではさっそく紙すきを始めていきましょう。

[E:ribbon] がんばりまーす(^O^)!



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まずは、「すげた」と呼ばれる道具で、繊維をすくっていきます。

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[E:bud] いいですねえ[E:shine]

[E:ribbon] うふふ(^u^)[E:heart01][E:heart01][E:heart01][E:heart01][E:heart01]



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[E:bud] じゃあもう一度、すくってみてください。

[E:ribbon] はいっ!・・・よいしょー!


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[E:ribbon] ・・・・おや??

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[E:ribbon] ・・・!!!先生!!!!下の方がはがれました( ゚Д゚)!!!

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[E:bud] そうなんですよー。実は、2回目以降に繊維をすくうときは、水にすげたを入れる

角度に注意しないと、すげたの後ろから入ってきた水の圧力によって、

1回目にすいた繊維がはがれてしまうことがあるんですね。

ただ、これは口だけで説明してもわからないので、一度失敗してもらおうと思って

黙ってました[E:shine](笑)


[E:ribbon] な、なるほど(笑)

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[E:bud] では気を取り直してもう一度やってみましょう[E:dash]

[E:ribbon] はーい(^u^)[E:notes]



水をくんだすげたは、重さ約3~4キロ。

結構重いんです。



[E:ribbon] あはっ[E:heart02]いい感じですか?[E:heart02]

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[E:bud] 上出来じゃないでしょうか(^O^)[E:shine][E:shine]

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[E:ribbon] わーい\(^o^)/[E:note][E:note]


出来上がったものは、圧搾という水を抜く作業、そして、乾燥させるため、

積み重ねて、置いておきます。


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すげたからはずしてみると、こんな感じ[E:note]

麻独特の色味が、とてもきれいです[E:cute]

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[E:ribbon] 「圧搾」「乾燥」はどのくらいの時間するものなんですか?

[E:bud] 圧搾は、一昼夜行います。乾燥は、晴れの日だと3~4時間。

鉄板乾燥という、薪ストーブのようなものでかわかす場合は5分ですね。


[E:ribbon] 5分!?早い!!



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[E:bud] 
今、やっていただいたのが、「ためずき」という手法で、すげたで繊維を

すくい、水がすげたから落ち、繊維を残す、という作業を繰り返して紙を作って

いくものなんですね。

その他に、「ながしずき」という手法もありまして、そちらはすげたをすくいあげた

時に、すげたを縦方向、横方向に揺らしながら水を落とし、繊維を残す、という

手法なんです。


[E:cat] では、そのながしずき、私が体験してみます[E:shine]




というわけで、にゃろめ姉さん[E:cat]、ながしずきに挑戦[E:happy02]


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[E:cat] なんか・・・均等にならないかも・・・

[E:bud] 繊維をすべて均等に広げる、というのは僕たちでも難しいことなんです。

実際すげたが、真ん中が少し高くなっているというのもありますしね。


[E:cat] そうだったんですかー!

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[E:bud] いい感じですね。

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[E:cat] さっきひろみンも言ってたけど、すくいあげるときやっぱり重いですね。

お子さんとかは大変なんじゃないですか?


[E:bud] そうですね、この時期だと寒くて水が冷たいのも重なって、お子さんたちは

きゃーきゃー騒ぎながら、紙すきしている感じですね(笑)

それも見ていてすごく楽しいですけどね(^O^)



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[E:ribbon] おおっ、なんだかとってもきれいに出来上がってる感じですね(^u^)[E:shine]

[E:bud] こちらも非常に上出来だと思います!

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[E:cat] やだー[E:heart01]わたし天才かもしれなーい[E:heart01]

[E:ribbon] お姉様、心の声でてますわ。

[E:cat] あら(笑)

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そしてこちらがにゃろめ姉さんの完成品[E:cat][E:diamond]

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出来上がりをもってぱしゃり[E:impact]

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にゃろめ姉さんの方も、圧搾、乾燥させるために、

積み重ねておきます。

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やはり、麻の色がきれいですね(^u^)

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出来上がりが楽しみだなー(≧▽≦)[E:shine][E:shine][E:shine]





大森さんには、詳しいお話しも、インタビューさせていただきました。


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[E:ribbon] 
野州麻紙工房さんは、できて何年になりますか?


[E:bud] できて13年になりますね。小さいころからものづくりが結構好きで

もともとはその麻農家もしていなかったんですけど、一回、造形関係の会社

に勤務しまして、ずっとものづくりをしている中で、一番身近なところに麻っていう

素材があったものですから、それをつかってやっぱものづくりをしてみたいな、

っていうのが工房を始めるきっかけになりました。





[E:ribbon] 普段は麻農家さん、ということですが、麻農家さんは、

普段どんなことをされてますか?



[E:bud] 春になるとタネをまいて、夏には収穫をして、それをまた加工して、

っていうのをやっています。

栃木で栽培される麻のほとんど、7割ぐらいですかね、神事用っていって

神社で使われることが多いです。

あとはたいこ、お囃子のたいこだったり、弓道の弓づるだったりということで、

そういうものにもともとは利用される繊維、なんですね。

麻工芸作家としては、基本的に麻を加工して、紙を作ってます。

紙だけではなくて、麻を使った照明とか、紙を使った内装なんかもやってます。





[E:ribbon] オーダーでの作品も作られたりするんですか?


[E:bud] そうですね、基本的には展示してあるものが多いんですけど、

各お客様の家というのはそれぞれ違いますので、もうちょっと大きい方がいいとか、

小さいほうがいい、とか、好みの色なんかがあればそれに合わせたりして。

うちでは草木染がメインなんですけど、草木染で、お客様の好みの色に変えたり、

あとは鹿沼とかだとこんにゃくなんかも有名ですんで、こんにゃくと麻の

コラボのものを作ったりとか、そういうこともやってます。

それは、水にぬれても大丈夫なんです。名刺入れとか、ミシンで縫ったりも

できるので、ちっちゃい小物なんかも作れます。





[E:ribbon] 作品は工房以外でも購入できますか?


[E:bud] 鹿沼市内でしたら、まちの駅新・鹿沼宿におろしています。

県外になりますと、都内、埼玉などの自然素材を扱うようなお店で、扱って

いただいています。わりと、時代のせいかわからないですけど、いろんな

安いものはありますけど、本来の栃木、栃木というか、日本でゼロから作られた、

所在のわかるものっていうんですかね。今はいろんなものがあふれてて、

そこにあるものがなんなのかっていうのがわかんない時代になってきてるので、

割と若い方なんかも結構注目してくれて、本当に原点じゃないけど、

しっかりしたものを買いたいっていうお客様が行くようなお店に

置かしていただいてます。




[E:ribbon] 
麻の紙のルーツのようなものは?


[E:bud] もともとは麻の紙ってすごくルーツが古くて、中国で、紙の歴史は始まったと、

今のところは言われてるんですけど、そのころの始まりっていうのが、

当時着てた麻の織物。今と違って、2か月3か月かけて、1着の服を作るので、

ちょっと切れたからって言って捨てるわけにはいかないじゃないですか。

なのでどうしたかっていうと、もったいないんで、それをたたいて、亡くなった方を

埋葬する際に、それでつつんだんですね。そのときに紙と布の中間みたいなのを

作ったのが、紙の始まりじゃないか、っていうのと、あとは、洗濯は当然川岸で

するんですけど、洗濯機でいう、わたポケットがあるじゃないですか、

結局同じところで1年中洗濯をしてると、そういう綿くずが、川面によって、

水が引いたときに紙のようなものを見た人が紙を創造したというか、

始めたんじゃないかっていうような、それぐらい古いです。

日本においても、紙の技術が伝わった当初というのは、

麻の紙だったと、一応言われてますね。




[E:ribbon] 
かみすきというと、こうぞ・みつまた、などの原料が思い浮かぶのですが、

麻で紙すきをするというのはそれらより難しい、ということもあるんですか?



[E:bud] だいたい和紙っていうと、こうぞみつまたがんぴっていうのが3大原料って

言われてますけど、あれらは本当によりすぐられたというか、淘汰されて、

紙になりやすい原料ということで今その3大原料が有名ですけども、

もともとはこの麻も入っていたんです。

麻は、ゆみづるだったり、船の帆だとか、停泊している船を停めておくロープだったり

に使われていたんでね、それというのはやっぱり水に強くて、すれに強くて、

熱とかそういうのにも強い、っていうものなので、紙の材料に加工するときは

それが逆に、ネックになるというか、加工はちょっと手間がかかりますね。




[E:ribbon] 
そのように、麻が強い繊維であるとか、麻について知らないことの方が多いです[E:wobbly]


[E:bud] 麻というのは、意外とみなさんに身近な物だったりするんですよ。

だいたいの方が1年に1回は神社にいかれて、賽銭入れて、鈴縄を振ると

思うんですけど、あれがいちばん触れる機会の多い麻だと思うんです。

鈴縄っていうのはもともと麻の縄だったり、あとはご結婚なんかされるときは、

結納のセットってあると思うんですけど、それの『友白髪』が麻の繊維だったり

ということで、直接的にはこれが麻、っていう感じではでてないので、

わかりづらいですけど、日本人の、一生の中では要所要所で必ず、

出てくる繊維かなと思います。亡くなられてお葬式のときなんかも使いますし、

お盆にも使ったりするので。




[E:ribbon]
 大森さんご自身の麻工芸製作のキャリアはどのくらいになりますか?


[E:bud] もともとは、造形の会社にいましたので、そこで2年半ぐらいものづくり、

デザインから製作までやっていて、後に退社して、野州の、半年ぐらいですかね、

農業の方の勉強もしながら、自分で何か形にしたいっていうのがありまして、

織物はまあちょっとこの手では無理だなと(笑)というのがあったり(笑)、

本当に、一般の方に麻の良さを知っていただきたいというのがあったので、

わりと使うものは何かなと思ったときに、麻の紙だったっていうのと、

歴史的な、物も調べたりして、紙ならいいんじゃないかなっていうのが、

始まりですね。

それから工房建てるのと勉強するのと同時期ぐらいですかね、

なのでもう13年ぐらい紙すきをしてます。




[E:ribbon]
 麻をやっていこう、と思った理由は?


[E:bud] 勤めていた退社のきっかけにもなったんですけど、結局デザインで

製作っていう世界はすごくやっぱりサイクルが早くて、いろんな最先端の素材を

使ってものづくりができたのは確かに楽しかったんですけど、なかなか自分の中で

その素材を消化しないまま、デザインして作っておさめて、だけどその素材を

次に使うのはもう何年後になるかわからないし使わないかもしれないという、

完全に自分の中でその素材っていうものをわからないでものをつくるって

すごいことだな、って思ったんですよね。

当時やっぱりそのホルムアルテヒドとか、アトピーとかっていう、

結構騒がれてた時期だったので、子供さんの遊具なんかも、作ったんですけど、

果たしてこれで大丈夫なのか、っていうのがあって。

そういうときに、素材のわかるものづくりをしたいって思ったのが、きっかけですね。

あとは、両親が麻農家だったというのも、大きな理由の一つです。

素材が本当に、素材ありきというか、素材が近くにあったから今できてる、

というのが一番の要因ではあるんですけど、もともとは麻農家を継ぐ

つもりではなくて、ものづくりをしてく中で、麻の魅力を再発見できたんですよね。





[E:ribbon] 紙すき体験を始められたきっかけは?



[E:bud] ものを、作るだけじゃなくて、やはり最初の目的が、麻の魅力にひかれて、

始まったものですから、それを少しでも伝えていきたいっていうのがあるので、

紙すきも含めていろんなワークショップを、しながら、話ができますよね。

そこで、麻ってどんなものなんだろうって、麻って言われてもやっぱり

ピンとこない人のが多いので、そんな魅力を伝えながら何かできないかな

っていうんで、体験ということをすることで、実際に麻と触れ合ってもらうのが

いちばん手っ取り早かったというところですかね。





[E:ribbon] 紙すき体験をされる方はどういった方がおおいですか?



[E:bud] いちばんは麻に興味がある方っていうのが多くて、畑も見ながら、

素材ってどんなものかなとまず見たい、それで、体験される方が多いですね。

あとは子供さんとか夏休みとか長期の休みになると夏休みの宿題として

体験されるお客様も多いです。

リピーターの方もいらっしゃるんです。最初はやはり小さいハガキで体験されて、

ちょっと大きいもので、やってみるわっていう方もいらっしゃいますし、

最近は壁にかけるタペストリーの体験、なんかもやってますので、

押し花なんかが好きな方はご自分で押し花作ってもってきていただいて、

それをタペストリーに好きに飾りつけしていただいて、そのままかわけば、

家でかけられますので、そんな、リピーターの方も結構多いですね。




[E:ribbon] 
体験では、どんなものが作れますか?


[E:bud] 小さいものだとハガキサイズの紙からA4サイズの紙ですね。

A3の紙とかのタペストリーになりますと、壁にかけるだけじゃなくて

ちょっと薄目に作っていただいて、筒状にまるめて、LEDの電球など、熱の出ない

もので、そのままあかりにされるお客様もいらっしゃいます。

あとは、紙以外でいうと、草履のワークショップだったり、麻を使った、草履が

この辺だと、おじいちゃんおばあちゃんたちは、板の間草履って言って、

今でいうスリッパみたいな、麻の草履があったんです。

それを作る体験だったり、携帯のストラップを作る体験だったりっていうのもできます。




[E:ribbon] 
大森さんご自身が、紙すきを教える上で思うこと、を教えてください。


[E:bud] 紙すきの体験をするというよりは麻に触れていただくというのが、メインに

考えてますので、楽しみながら麻のことを知っていただけたらなあ、と思います。





[E:ribbon] 紙すきの料金、予約方法について教えてください。



[E:bud] 体験の方は、一週間ぐらい前に予約を入れていただくようにしてます。

どうしても、麻の処理をしなきゃいけないので、予約の方は1週間前に

していただいて、体験の方はおひとり様1000円という形で、普通のハガキと、

A3までやってます。

さきほどお話しさせていただいたタペストリーに関しては2000円で、やってます。




[E:ribbon] 
紙すきは冬のもの、というイメージがあるんですが、通年でできるんですか?


[E:bud] 基本的には冬が一番、紙すきにむいてるって言われてるんですけど、

ねりって言って紙をすくときに入れる、粘質のねばねばしたもの、があるんですけど、

それが熱に弱いんですね。

だからそれが夏なんかだとそれがすぐ水に戻ってしまうので、

やはり水の冷たい、外気の冷たい冬が、向いてます。

夏だと、仕事をしていてやきもきしてしまうんです(笑)

ねりを何回も何回もすくたびにたさないといけないので、

それだったら水が冷たくても、快調にすけた方が気分的には楽しいですしね。

それに、基本的に井戸水を使ってますので、年間通して17~8度ぐらいなので

そこまで冷たくないんです。まあ溜め水しておいたものだとやはり、冬はね、

手を入れられないほど冷たくなっちゃいますけどね(笑)




[E:ribbon] 
野州麻の魅力、とは?


[E:bud] 野州麻の魅力はですね、やはりとぎれずずっと続いてきてるっていうのが

一つの魅力で、栽培とか繊維自体もすごくすばらしいものなんですけど、

この流通で、下駄の新縄をなってくれる職人さんがいて、その先に、

下駄を作る職人さんがいてっていうのがまだかろうじて、残っているというか、

タコ糸もそうですし、神社の鈴縄なんかもそうですし、真麻の織物ですね、

そのものがやはり、こういう時代でも、続いてるっていうのがいちばんの

魅力じゃないかなと。

量は少なくなってるけど、どこかでみんな、必要としてくれてるっていうのが、

一つの魅力かなと思います。

繊維の魅力としては、きれいさというか美しさ、と強さというのがあって、

種まきから始まって、収穫して、発酵させて繊維を取り出すんですけど

その時のやはりツヤというか、そういうものは見てるだけで魅力的だなあと。

まあそれが何?って言われちゃったらそれは・・・(笑)

でも僕なんかはすごくきれいな繊維だなと思いますね。




[E:ribbon] 
発酵させてとりだす・・・??


[E:bud] そうですね、代々続くというか、酒蔵さんなんかと一緒でずっと同じ場所で

やってると酵母とかそういうものがいつくので、それで発酵させてあげて、

薬品とかそういうのを使っても繊維の取り出しっていうのはできるんですけど

繊維が傷みますし、ツヤもなくなるし。

太鼓だったり、大凧の糸だったりっていうのは、20年30年使われるものなので、

強度が落ちてしまうと、他の化繊でもいいし、木綿でもいいし、なんでも

よくなってしまうので、日本古来の発酵の、日本は発酵の文化と言われてますので、

そういう発酵という技術を使って、ゆっくり、繊維にもダメージのないように、

とりだしてあげるっていう。

もう一点、野州麻の魅力があるとすれば麻の栽培をする工程というんですかね、

やっぱりこの鹿沼って480年ぐらい、麻の栽培が続けられてきてるんですけど、

独自の方法一個一個が無駄がなくて、僕が就農した当初っていうのは、

入ったばっかりっていうのはこうやってやったほうが効率がいいんじゃないか

ってこう、変えたりしたんですけど、結局やっぱり元のやり方っていうのが、

400何十年続いたものには勝てないんですよ。

この歴史ある栽培の工程も、やっぱり魅力ですね。




[E:ribbon]
 大森さんは、イベントだったり、ワークショップだったりに積極的に参加

されているという印象があるんですが、今までどういったものに参加されましたか?



[E:bud] 最近だと、永野小学校の子供たちと紙すきをするワークショップに参加

しましたね。多いのは、環境のイベントとか、エコ、というようなイベントが多いですね。





[E:ribbon] こんなイベントに出たい!というものはありますか?



[E:bud] むしろ鹿沼でそういうイベントをやりたいというのがあって麻に限らずですけども。

鹿沼ってやっぱり木工もありますしね、組子細工なんかも歴史が古いので、

そういった自然素材プラス、手作りというか、思いを込めて作ったものの、

展示会みたいな、野外でやるような、そういったイベントがしたいと思っています。

本当に鹿沼は素材にあふれてるし、僕なんかは歴史は浅いですけど

木工に関してはね、すごく歴史も古いので、そういったものを

発信していけたらいいなあと思ってます。




[E:ribbon] 
麻農家・麻工芸作家として、うれしかったことを教えてください。


[E:bud] 単調なところは全くないというか、素材からやってますので、毎年できる

繊維の質というのが変わるし、一枚の畑をとっても、北か南なのか、

水がたまるところなのか水はけがいい所なのかっていうので、繊維が

必ず違うんですね。だからそのたびに発見があって、物を作る発見も

あるっていうことで、なんかそういうとこかなって思います。

飽きない!っていうのが(笑)やっぱりうれしいです。





[E:ribbon] リスナーのみなさんにメッセージをお願いします。


[E:bud] 
鹿沼はおそばがおいしい所なので、おそばを食べにいらっしゃったついででも

かまいませんので、時期には麻畑も見てもらって、紙すき体験もして、体験の中でも

気軽に麻のことを聞いていただければなんでも答えますので、まずは麻と触れ合って

いただいて、麻の魅力を少しでも知っていただければありがたいです。




大森さん、ありがとうございました(^u^)

お話しの後に、ギャラリーを見せていただきました。


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素敵な作品がたくさんありました(≧▽≦)

麻の照明、とっても素敵[E:heart04]



工房の隣にある建物のギャラリーの隣には、

Cafeぎゃらりー納屋

というカフェが併設されています。


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大森さんは、ご夫婦でこちらのカフェを経営されています(^u^)

カフェについても、お話しを伺ってみましたよ[E:note]




[E:ribbon] 
ぎゃらりー納屋さんはどんなカフェですか?


[E:bud] 麻の紙って、みなさんにとってなじみがないですよね。

また、麻の照明っていってもなかなかイメージがつかないと思うので、

もともとはその麻の使い方の提案をするスペースとして、Cafeギャラリー納屋

というのを作りました。今は麻の実とかそういうのを使った料理を提供したりして、

麻の魅力を、栃木の魅力を発信できるような施設だったらいいなあと思ってます。




[E:ribbon] どんなメニューがありますか? 


[E:bud] この鹿沼地区は麻も有名なんですけど、おそばも有名なので、

麻とおそばと、あと鹿沼で作った野菜を使ったピザや、お菓子の提供をしています。




[E:ribbon] お客様はどんな方が多いですか?


[E:bud] この辺は観光地ですし、ちょうど今の時期とか新そばが始まってますよね。

そうなると、おそばを食べて、カフェでゆっくりして帰られるお客さんが多いですね。

また、結構年齢層も広く、若い方から年配の方までいらしていただいてますね。

お子さんもいらっしゃいます。




[E:ribbon] 内装がとっても素敵ですね。


[E:bud] ありがとうございます。こちらは、メインは麻で、あとはもともと地元鹿沼が

すごく好きなので、杉の皮など、身のまわりにある素材を使っています。

この辺の野州杉、鹿沼だと有名ですよね。あとは稲わらだったり、

雑草に至るまでそんなものをまぜて、素材感のあるものをいろいろ作ってます。






カフェならば、食べないなんて選択肢はなーい(≧▽≦)!!

というわけで、先ほどお話しにあがりました、



麻の実生地ピザ

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そば生地ピザ

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チーズケーキ

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ハニートースト

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ぺろり(^u^)[E:restaurant]


カフェの中もホントに素敵[E:heart04]


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メニューはこんな感じ[E:note]


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メニューが書いてある紙も、1つ1つが麻の和紙[E:shine]


お料理もとってもおいしかったです(^u^)[E:heart04]

ゆったりした時間を過ごせる雰囲気もとーってもよかったです[E:heart02]







先ほどまで、麻農家スタイルだった大森さんは、

カフェオーナースタイルに変身されてました[E:shine]


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素敵[E:notes]


お隣にいらっしゃるのは、

東京から、麻農家の研修にこられているという

井口佳亮さん



大森さんのところには、麻農家を目指す若い方が、

研修にこられることもあるんだとか(´ω`*)

現在は、2人の方が研修中。



北海道からいらしているという、岩吉亜樹さんに、お話しを伺いました。



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[E:ribbon] なぜ麻農家になりたいと思われたんですか?


[E:tulip] 私麻の服がすごい好きなんです。なので自分で着るものとかが作れるように

なったらいいなと思ったんです。

私ずっと北海道に住んでたんですけど、北海道のアイヌの人は冬の間に

木で、自分たちの着る着物とかを作るんですよ。

なので、そういうのをできたらいいな、と思ったというのがありまして。

で、どうせだったら好きな麻で、やりたいなと思って、2013年の3月にこちらに来ました。




[E:ribbon] 野州麻紙工房はどうやってお知りになったんですか?


[E:tulip] 北海道で麻の活動をしている方が大森さんのことを知っていて、

それで紹介してもらいました。




[E:ribbon] 岩吉さんの考える麻の魅力を教えてください。


[E:tulip] なんて言ったらいいのかわかんないですけど(笑)麻でできた服とか、

着てて気持ちいいですよね。今年の夏には、畑にある麻を実際に初めて

見たんですが、農作物で自分よりあんなに大きい背丈の物を、収穫して、

糸をつむいで服を作ってた昔の人ってすごいなってあらためて思いました。

そういうことを考えると・・・やっぱりすべてが魅力ですね!(笑)




[E:ribbon] 紙すきもされるんですか?


[E:tulip] 紙すき、やってみたいですね。でも今は、まだまだ麻を製麻にするっていう

段階で、まだまだ先は長いです。




[E:ribbon] 鹿沼の魅力って何かかんじることはありますか?



[E:tulip] 鹿沼の魅力は、北海道と違って、伝統文化というか、伝統工芸が

すごくたくさんあるというか、また北海道とは違う、内地ならではの、

そういうものがすごく大事なんだろうな、と思いました。

残したくても残せない、カテゴリーっていうんですか、そいうものがたくさんあって

すごいとこきたなって思います。栃木県すごいです!笑




岩吉さん、急なお願いだったにもかかわらず、お話ししてくださって

ありがとうございました(*´ω`)[E:heart01]




最後に、大森さんと岩吉さんとぱしゃり[E:camera][E:shine]


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素敵な体験、貴重なお話し、ありがとうございました(≧▽≦)[E:heart04]

カフェにもまた、遊びに行かせていただきます(*´ω`*)[E:cake][E:cafe][E:heart02]





実は・・・[E:heart01]


野州麻紙工房さん、ぎゃらりー納屋さんとは逆隣に、

ぱんとまいむ

という、大森さんのご両親が経営されているパン屋さんがあります[E:happy01]


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にゃろめ姉さん[E:cat]も、朝早くに並んだという、売り切れ必至の人気のパン[E:bread]


エレガントローズ


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他にもいろんなパンがたくさん[E:heart02]


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もちろん購入させていただきましたよ[E:bread][E:heart01][E:bread][E:heart01][E:bread]


ふふふ(^u^)[E:notes]


麻の魅力も知れて、おいしいカフェでゆったり過ごせて、

おいしいパンも買える[E:notes]

素敵な施設でした(*'ω'*)[E:heart02][E:heart02][E:heart02]



大森さん、本当にありがとうございました[E:bud][E:heart][E:heart]


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〇〇〇〇〇INFORMATION〇〇〇〇〇



野州麻紙工房

Cafeぎゃらりー納屋



〒328-0212

鹿沼市下永野600-1

☎ 0289-84-8511


営業時間  11:00~18:00

定休日  月曜日 火曜日         
       年末年始・お盆
       定休日が祝日の場合は営業










[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]・・・[E:heart01]







「今週の鹿沼そば認証店」

のコーナーです(^u^)


今回ご紹介するのは、市内鳥居跡町にあります、

「月見亭」  です[E:note]



カモが嫌いな方でも食べられるという、

本鴨を使ったあったかいカモ汁そば[E:sun]は、

去年の放送でご紹介しました(≧▽≦)[E:shine]

コチラをもう一度チェック[E:heart01][E:down][E:down][E:down]


http://crt-radio.blog.ocn.ne.jp/kanuma/2011/11/post_2773.html

http://crt-radio.blog.ocn.ne.jp/kanuma/2012/11/post_0b79.html



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今回も、お話しを伺ったのは、

月見亭  女将     大津 茂子 さん[E:bell]



そして、取材の時に偶然お客様としていらした、

常連の 二口 善男 さん[E:spade]    にもお話しを伺いました[E:heart04]



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[E:ribbon] 月見亭さんについて教えてください。


[E:bell] 今から19年前、娘が調理の学校を出まして、何かお店をやりたい

ということで、始まったわけなんですが、たまたま私がおそばが大好きで、

小さいころから母がおそばを打ってまして、それを見ていて、じゃあ

細く長く、じゃあお蕎麦屋さんでもやろうかと、いうことになって始めました。

今は娘は結婚しまして、一人でやっております。




[E:ribbon] 月見亭さんのおそばについて教えてください。


[E:bell] 鹿沼の玄そばを仕入れまして、石うすでひいて、私が打って

出しております。

メニューの一押しはカモ汁そばです。

新潟産のカモを使い、そのカモの脂でネギを炒めて出汁をとります。

人気の商品ですので、1年間通して出しております。




[E:ribbon] お客様はどんな方が多いですか?


[E:bell] 鹿沼はゴルフ場が多いですから、その帰りによっていただくっていう

お客様がおおいですね。なので、地元の方ももちろんなんですが、

県外の方も多いですね。

東京からいらっしゃるお客さんもいまして、電車に乗って、カモ汁そば食べて、

生そば買って、また電車で帰る、っていう方もいますね。

最近印象に残ってるお客さんですと、3人家族でいらして、お子さんが3歳

だったんですけども、大盛りをひとつと、並ふたつ、を注文されて、

お父様が大盛りなのかな、と思っていたら、3歳のお子さんが、大盛り

だったんですね。本当におそばが大好きみたいで、最後には蕎麦湯も

召し上がっていらっしゃいましたよ。



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[E:ribbon] そば天国はいかがでしたか?


[E:bell] 毎年来てくださるお客様とかもいて、去年おいしかったから今年も

また並んだよー。っていってくださるお客様もいました。

2日間で、1200~1300食ぐらい販売させていただいたんですが、

土曜日は1時くらいに完売してしまって、お客様に申し訳なかったなあと

いう気持ちでいっぱいでした。

あとは、お客様が本当に鹿沼のおそばっておいしいんですねって

そういうお声をたくさんいただいて、本当にありがたいです。




[E:ribbon] お店をやるうえで心がけていることは?


[E:bell] お客様と一緒にいろいろなおそばの研究じゃないですけれども、

おつゆもそうですけれども、お客様の声を聴きながら、これからも

より美味しいおそば、つゆを出していきたいと思います。





続いて、二口さんにもお話しを伺いました(^u^)


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[E:ribbon] いつごろからこちらにいらしてるんですか?


[E:spade] 2,3年前からになりますね。仕事の関係で鹿沼に来ることもありますから

その時は結構寄らさせてもらってます。




[E:ribbon] お気に入りのメニューは?


[E:spade] カモ汁そばをよくいただいております。

天然のカモを使っていて、非常に出汁が聞いてておいしいです。




[E:ribbon] 鹿沼の印象はどんな感じですか?

[E:spade] そうですね、やっぱり鹿沼と言えばそば、という印象がありますね。




[E:ribbon] おそばは普段からよく召し上がられますか?


[E:spade] 前はあまり食べない方だったんですけど、こちらにくるようになってから

美味しいな、と思うようになりました。中でもこちらがお気に入りです。






大津さん二口さん、ありがとうございました(*´ω`)[E:heart][E:heart]




私たちも、カモ汁そば、いただいちゃいました(^u^)[E:heart02]


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出汁がきいてておいしい~[E:heart]

カモのくさみは全然ありません![E:shine]

でも出汁はほんとによくきいてる[E:shine][E:shine]



大津さんは、


カモを嫌いな人にこそ、食べてほしいんです。

実際に、嫌いな人にも食べていただいたことがあるんですが、

「こんなにカモっておいしいんだ!」

と言っていただいて、うれしかったです。



とおっしゃってましたよ。




完食[E:heart]笑


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毎日寒いですからね。ぜひ月見亭さんのカモ汁そばを食べて、

あったまっていただきたいと思います(*'ω'*)[E:heart04][E:heart04][E:heart04]




お店の中はこんな感じです[E:heart02]


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メニューはこんな感じ[E:heart]


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大津さん、ありがとうございました[E:heart]

二口さん、急なお願いにもかかわらず、お話ししてくださって

ありがとうございました\(^o^)/[E:heart]



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〇〇〇〇〇INFORMATION〇〇〇〇〇



月見亭


住所  鹿沼市鳥居跡町1438

TEL  0289-63-2524

営業時間 11:30~14:30、17:00~21:00(現在は夜は予約のみの営業)

定休日  不定休

駐車場  10台
















I[E:heart01]かぬま、今年最後の放送となりましたが、

いかがでしたでしょうか???


リスナーの皆様、よい年をおむかえくださいませ。。。[E:heart][E:heart][E:heart]






来週の放送は、

佐藤信鹿沼市長 新年のご挨拶

春渡祭PR特集



をお送りします。





2013年、ありがとうございました[E:heart][E:heart][E:heart][E:heart][E:heart][E:heart][E:heart]





I[E:heart01]かぬま


ひろぽんお兄さん[E:penguin]

にゃろめ姉さん[E:cat]

うなぎいぬくん[E:dog]

ひろみン[E:ribbon]







Ⅰ [E:heart01]かぬま 12月30日の放送は


「年末の準備はOK!クリスマスから年越しまで」



野州麻紙工房で麻の紙すき体験

『手作り和紙で書初めをしよう』編

をお送りしました。



麻工芸作家の大森芳紀さんが

丁寧に麻の紙すきを教えてくださる野州麻紙工房さん(^u^)



そんな野州麻紙工房さんで、

紙すき体験をしてまいりました ひろみン[E:ribbon]とにゃろめ姉さん[E:cat]

そちらで実際に私たちがすいた紙に、

ラジっちゃう?の月曜日を担当されている、

三遊亭歌橘師匠[E:pig]

松井里恵アナウンサー[E:crown]

のお二人に、サインを入れていただきました(*´ω`)

と、いうわけで

『歌橘師匠&松井アナサイン入り手漉き麻紙』

に、同じくひろみン[E:ribbon]&にゃろめ姉さん[E:cat]が作りました手漉き麻紙2枚

計3枚を1名様[E:sign01]にプレゼントでーす[E:shine][E:present][E:shine]


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かっきー師匠[E:pig]

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松井アナ[E:crown]

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最後に師匠に番組名も入れていただきました[E:heart04]

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お二人のサインを入れていただいたものに、

オマケとして...

ひろみン[E:ribbon]とにゃろめ姉さん[E:cat]が心を込めて漉いた麻の和紙2枚もお付けして...

ひー[E:coldsweats02]

それはいらないよって声が聞こえるーうっ[E:coldsweats02]


しかーしっ!

野州麻紙工房さん、本っっ当に素敵な場所なんです[E:heart04]

そして麻は本当にきれいな繊維[E:shine]

みなさんにぜひ麻に触れ合ってほしいので、

実際に、麻の紙に触れて、そして麻の紙すきの体験に行っていただければと思います[E:heart01]






みなさんどしどし応募してね(≧▽≦)

[E:shine]プレゼントの応募方法[E:shine]

ハガキの宛先

〒 320-8601
  栃木放送 「I[E:heart01]かぬま」宛て

FAXの場合は

028-643-3311

メールの場合は

radi@crt-radio.co.jp

 

◆応募の際は『サイン入り麻紙』希望とご明記ください(^^♪

  番組へのご意見・ご感想もお願いします[E:lovely]

 今回は特に応募締切は特に設けませんので、どしどし、ご応募してください(^O^)


当選者の発表は、商品の発送を持って代えさせて頂きます


  
たくさんのご応募、お待ちしています[E:ribbon][E:ribbon][E:ribbon][E:lovely]

[E:sun]みなさんこんにちはウナギいぬ[E:dog]です [E:sign01]
めっきり寒さが増してきましたね、みなさんお元気でしたか[E:sign02]

寒いと朝起きるのがとても辛くて、暖かな寝床から抜け出すのに
後ろ髪を引かれる思いですよ[E:bearing]
ウナギだけに[E:coldsweats02][E:sweat01](しーーん)[E:clock]カチ、カチ、カチ・・・

そんなスベリ芸を披露した私がお邪魔したのは、『今週の鹿沼そば認証店』のコーナー
でもご紹介した、市内引田にあります『せせらぎ』さんです。

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新たに店長に就任された[E:shine]渡辺恵一さんにひろぽんおにいさんがお話をお伺いしました[E:karaoke]

現在のおすすめのメニューとか今後の夢とか聞いちゃいましたよ[E:note]


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[E:karaoke] 恵一さんはこちらに、まだ戻られてから日が経っていないとのことなんですけれど、
もともと恵一さんは、こちらのお店を継ぐ前に何かされていた、ということなんですね。

[E:diamond] 最初の店の立ち上げのころには、関わっていたのですが、その間ちょっと宇都宮の方
で電気屋さんで倉庫の在庫管理などの仕事をしまして、今年の5月からこちらに戻って参り
ました。

[E:karaoke] 絵をお書きになるとお話をお聞きしたけれども、そのあたりも
詳しく教えてもらっていいですか?

[E:diamond] 私、鹿沼の方で、現代動画会という、本部が東京にある会があるんですけれど、
そちらの鹿沼地区会に所属しておりまして、そちらで鹿沼の仲間たちと一緒に
絵画を作成しております。

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[E:karaoke] ぜひともそれを拝見したいと思うんですが、画風的に作風的に指向性といいますか、
どういった絵をお書きになられているんですか?
言葉で説明するのは難しいとは思うんですが・・・

[E:diamond] 心の中にある、空想画をメインに描いていますね、その他にも立体をメインに
ブローチやアクセサリーを売ったり、販売したりちょっとこまごまとした活動を
しているます。

[E:karaoke] もともとそういった学校に通っていたということなんですか?

[E:diamond] はい、宇都宮の文星短期大学で、技術のデザイン画化をやっていました。

[E:karaoke] それは非常に尊敬するところなんですけれど、アクセサリーなんかも作られて販売され
ていたということなのですね。
たとえば鹿沼ですと、”楽市inかぬま”あのあたりも有名ですけれども、あゝいったお店さん
なんかの委託といった感じなんですか?

[E:diamond] イベントですとか、鹿沼の場合は喫茶店とかに商品を置かして頂いて、あとは時期ゝで
イベントがあれば参加する形で、販売させて頂いてますね。

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[E:karaoke] 今現在、ご実家に戻られているとのことなんですが、
ご実家に戻られるのは、最初っから期間が過ぎたら戻っていらっしゃい
との決まり事みたいな感じだったんですか?

[E:diamond] 特にそういった形ではなかったんですけれど、やはり両親の方も歳がいっています
ので、そろそろどうだと声を掛けられまして、じゃあ戻りますとなりました。

[E:karaoke] 今の肩書というのは、実際に厨房に入って、料理などもされたりしているのですか?

[E:diamond] 基本的にはこちらのフロアーですね、フロアーとレジなどをメインで任される形ですね。
厨房も手伝ったりするんですが、メインではないというかたちです。

[E:karaoke] そうしますと、次期社長というかたちでよろしいでしょうか?

[E:diamond] まあそういうつもりで、頑張ろうと思っています。

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[E:karaoke] せせらぎさんがどういうお店なのか、売りみたいな部分を含めて教えて頂けますか?

[E:diamond] 当店せせらぎは目の前に大芦川という清流が流れる、川があるんですけれど、
こちらの目の前、横になりますか、そこに木造の建物で柱が日光杉を使いまして、
木造りのちょっと古民家のようなイメージの内装で、その中で樹の一本作りのテーブルなど
を使いまして、そちらでお蕎麦ですとか、焼き肉、そばすいとんそういった物を召し上がって
頂くような、お店になっております。

[E:karaoke] 美味しそうな食材がお話にもありましたけれども、その中でも今回鹿沼そば認証店の
ご紹介と言うことですので、特にお蕎麦のラインナップの中でお勧めのメニューは
どのあたりでしょうか?

[E:diamond] 今ですね、鹿沼の方で盛り上げています、ニラそばですとかあとは季節のものを使っ
た天ぷらそば、それからそばすいとんなど今の時期ですとお楽しみ頂けます。

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[E:flair]こちらはニラそば。

[E:karaoke] このそばすいとん、以前私もご馳走になったことがあるんですけれど、鹿沼市内でも出
しているのは「せせらぎ」さんのみと言ってもいいんじゃないかと言うくらい、非常に珍しい
メニューだと思います。このそばすいとんについて、もう少し詳しく教えて頂けますか?

[E:diamond] もともとそばがきを扱っていまして、今もメニューにはあるんですが、そちらをカモ汁の
出汁を取ったもののスープの中に入れて、軽く煮込みまして土鍋に入れて、お出しする形
が、そばすいとんの始まりなんですよ。

[E:karaoke] これからの季節、鹿沼市内もだいぶ寒くなってきましたが、すごく温まりそうですね。

[E:diamond] はい、温かく召し上がれますので、よろしくお願いします。

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[E:karaoke] 先日11月30日の土曜日と1日の日曜日ですね、第7回そば天国が大々的に開催されま
した。これについては、恵一さん何かお手伝いはされたのでしょうか?

[E:diamond] 当日、私も参加しましてそばすいとんを主に作っていたのですけれど、あとはレジの方
とかもやって、手伝ってきました。

[E:karaoke] 今年は天候にも恵まれて、良いお天気でお客様の入りも大変良かったと聞いておりま
す。どうでしょう、お客様の評判なんかも恵一さんの耳に入って来たりもしましたか?

[E:diamond] そうですね、当日はとても混雑して、おかげさまで盛況だったんですが、そういった訳で
周りを見る余裕は無かったもので、周りからは賑わっていたね[E:sign01]というお話だけは頂いて
いるんですけれども。

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[E:karaoke] 確かに関東一円と言って良いんでしょうかね、市外県外から本当にたくさんのお客様
が、鹿沼市はインターチェンジも通っている非常に交通の便が良い街ですので、方々から
お客様がいらっしゃっていると思いますけれども、そば天国の出店されたお店の中で、
自分のところは1番だと自負を持って今回やられたりしたんですか?

[E:diamond] そば天国かなりのお店が出店しているものですから、場所によってお客様の行き来な
んかも違いが出て来るのですが、うち一番奥まった所でして、皆様おなかがいっぱいになっ
た方が流れてくるようなかたちだったかなという印象がありました。

[E:karaoke] 恵一さん非常にお若いと、私拝見させて頂きましたけれども、鹿沼のそば振興会の中
には恵一さんの同じくらいの年代のお若い方々、例えばユーズプロセスの湯澤さんとか、
若い方々がいらっしゃいます。そういった方々との交流は元々あったのですか?

[E:diamond] なにぶんまだ、自分が戻って半年ちょっとなものですから、まだちょっとお顔を拝見した
程度で、深いお付き合いというのは、まださせて頂いていないのですけれど、これから機会
があれば、交友関係を築く意味も含め、つながって行きたいなと思っております。

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[E:japanesetea]こちらはそばようかんです[E:heart01]

[E:karaoke] 若い方々の力が1人でも増えるとそれだけ、みなさん心強いかと思うんですけれど、
来年以降もそば天国続いていくと思うんですけれど、来年以降もせせらぎさんは、
出店するご意向があるという感じですか?

[E:diamond] はい、今のところ参加予定言うことで、お声がかかれば出させて頂く感じで、
準備はしていきます。

[E:karaoke] ちなみに恵一さん、せせらぎさんのブース参加されたということですが、初めてご自身
は参加したということですか?

[E:diamond] 自分はお店を抜けて8年弱の期間があるので、その間にそば天国が始まったものです
から、今回が初めての参加になりました。

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[E:karaoke] あらためてそば天国に参加されて、ご苦労や逆に参加して良かったことなど、
なにか印象に残ったエピソードなんてありますか?

[E:diamond] やはり来場者数がかなり多かったことなので、イベントとしても賑わいがありましたの
で、楽しいイベントで良かったと思います。

[E:karaoke] 来年以降のそば天国への意気込みを、これから立派なせせらぎさんを背負って立つ
恵一さんと言うことで、まずはそば天国への意気込みを教えて頂けますか?

[E:diamond] 今年はそばすいとんは初めて出してみて、まだ手順が整っていなかったこともありまし
て、少しお客様をお待たせてしまったところなどの問題点を来年以降改善して、やっていけ
たらと思っております。

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[E:karaoke] こちらのせせらぎさん自体のお話ですけれど、心に決めてご実家に戻られたということ
で、お母様、お父様が築いてこられたこのお店で、今後ご自身で決められた夢、プランなど
ありますか?

[E:diamond] 自分がやって行くにあたって、親とも考えが違う部分もありますし、自分の中に思い描
いている部分も多少ありますので、もともとせせらぎというのは、まちの駅に登録してありま
して、アートと季節料理の店になっております。
今のところちょっと自分が不在だったところもありまして、アートの点が弱かったと思います
ので、これから県外、県内のアーテストの方々とまたは音楽家の方々を誘い込みまして、
個展をやって頂いたりとか、出来ることであればコンサートをやってみたいと思います。
あとはマルシェのような百人展とかありますが、ああいった物をうちでも何か企画しまして、
お客様に楽しんで頂けたら、自分も楽しくやれるかなと、思い描いたものはあります。

[E:karaoke] お話をお聞きしまして、自分もとても楽しみにしたいなと思ったんですけれど、どうで
しょ、先ほどこちらに戻られるまでに、絵をお描きになったり、アクセサリーを作られて販売
などもされていたとお話あるんですが、こちらの家業を継ぎながら、そういった活動もご自
身も継続していきたいということでしょうか?

[E:diamond] 今現在、両立というかお店終わって帰ったり、休みの日であったりとかいう日に絵画で
あったり、立体物の制作をしておりまして、時々お休みを頂いて、そちらのイベントに参加し
たりとか、2足の草鞋じゃないんですけれど、両立という形でこれからもやっていけたらいい
と思っております。

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[E:bell]恵一さんのアート作品[E:shine]その[E:one]


[E:karaoke] そのあたりはご両親のご理解がなくては出来ないというところですよね。

[E:diamond] そうですね、その辺に関しては自由奔放にやらせて頂いているので、ありがたく思って
おります。

[E:karaoke] そうしますと、今はフリーマーケットですとか、他のお店さんで買えるとのことですが、
このせせらぎさんに来て、恵一さんが制作されたものを、購入することが後々には可能
なのでしょうか?

[E:diamond] はい、場所をこれから片付けをしたりして、展示スペースを設けまして自分の作品や、
他の作家の作品を展示と同時に販売できる様に、お客様が来てすぐに喜んで買って頂け
るとか、そういったようなことが、自分の中では理想的だと思っております。

[E:karaoke] 美味しいおそばや季節料理を食べた後に、芸術に触れるのはすごく素晴らしいですね。

[E:diamond] ありがとうございます。

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[E:bell]恵一さんのアート作品[E:shine]その[E:two]

[E:karaoke] なかなか市内でも本当に唯一と言っていいんじゃないでしょうか?

[E:diamond] えーと、どうでしょうね、結構アート活動をされている方は鹿沼市内たくさんいますの
で、そういった方が集まれるような、お店になったら楽しいなと思います。

[E:karaoke] 鹿沼市内のアートの一大拠点として、という夢ですか?

[E:diamond] そうですね、自分も作品を作るものとして、発表する場所であったりとか、そう行ったも
のに場所を探すだけでも意外と苦労したりとかありましたので、気楽に参加できて、いろい
ろな方と触れ合えるような、出会いの場としてこのお店を提供出来たら、すごく良い形に
なれるんじゃないかなと思います。

[E:karaoke] そうしましたら、今のお話も含めてなのですが、今後どういったお客様にせせらぎの
料理を食べに来てもらいたいみたいな、希望などありますか?

[E:diamond] そうですね、意外と若い方と言うのは、少ないものですから、もっと若い皆様方に、お店
を知って頂いて、こういう雰囲気のお店もあるんだと知って頂いて、幅広い年齢層と言った
らあれなんですけれど、皆さんが来て美味しいそして楽しいと言った、お店にできるように、
年齢の幅をもう少し下げられたら、良いかなと思っております。

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[E:notes]カラオケ大会も出来るステージ

[E:karaoke] 恵一さんの活動が実を結ぶにつれ、そういった若い方々も増えて来るのではないかと
思いましたが、最後にラジオをお聞きのリスナーの皆さんに、恵一さんからのメッセージで
も良いですし、せせらぎさんに来て欲しいとの呼びかけでも良いです、何かお言葉頂けます
か? 

[E:diamond] 今はお蕎麦が美味しい時期ですので、ぜひ皆さん足を運んでおそばを楽しんで頂い
て、他にもお料理をご用意できますので、宴会ですとかそういったものにも、ご利用できま
すし、ご相談にも応じますので、お電話一本頂ければ、いろいろ相談に乗らせて頂きます。

[E:karaoke] はい、ありがとうございます。

本日はここまで、今後せせらぎを背負って立つ、と言ってもいいんじゃないでしょうか。
渡辺恵一さんにお話をお伺いしました。

ありがとうございました[E:slate]

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[E:info02]女将の渡辺トミさんと次期社長恵一さん


お忙しい中、[E:night]遅い時間まで、恵一さんの熱い思いが伝わってきました。

美味しいお蕎麦と今後の新たな展開が、とても楽しみですね[E:note]

『せせらぎ』は、古峰ヶ原街道を古峯神社方面に向かった途中にあります。

街道から一つ左折しますが、途中にたくさんの看板が案内してくれますよ[E:rvcar]





〇〇〇〇〇INFORMATION〇〇〇〇〇




せせらぎ


住所  鹿沼市引田202

TEL  0289-65-8163

FAX  0289-65-8167

営業時間 11:00~(夕方5時以降は電話にて要予約)

定休日  月曜日(祝日は営業)



ホームページ http://www.punapuna.com/seseragi/home.htm











ひろぽんおにいさん[E:penguin]です♪

前回のレシピ紹介に続いて、引き続き『I[E:heart01]かぬま』12月23日放送のおさらいです☆




『年末の準備はOK!クリスマスから年越しまで』


今回は、市内白桑田にあります、


『食のアトリエ ア・ターブル[E:clover]』
さんにおじゃましてきました。



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玄関を一歩入ると・・・麗しく並べられた花びらの山が。

これ、実はパンなんですって!


そう、まるで軽井沢のような避暑地の雰囲気そのままといった趣きのこちらには、

とってもとっても素敵なマダム・・・




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料理研究家・ギフトパンクリエイターの
米山 都子 先生 がいらっしゃるんです。


今回おじゃましたのは、クリスマスが間近に迫ってきたということで、

ご家族友人みんなが集まって気軽に楽しめるメニューを教えていただきたい!

と考えたからなんですね。

いきなりの取材の申し込みにも、米山先生は快くご対応下さいました。

米山先生、お料理は非常に不慣れな私ですが・・・よろしくおねがいします!




「はい、こちらこそよろしくお願い致します♪」



こんなご高名な先生に教えていただけるなんて、またとない機会ですからね。

おにいさん頑張ります☆


アシスタントは、先生のご親戚の 菊池 公子 さんが務めてくださいます。



まず1品目は、
『にらとベーコンのディップ』

そう、鹿沼の特産の1つと言えばやっぱりにら!ですよね。

そのにらを使ったフィンガーフードを教えていただきました☆


材料はこちら。

(詳しいレシピは前回の記事をご覧ください)



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鹿沼産の肉厚のにらの存在感がすごいですね!



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おしゃれなエプロンを貸していただきまして・・・あれ、上手く結べないや。。



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「しょうがないわね、ちょっとじっとしてなさい!」

「はっ、はいっ・・・」


いきなり笑われてしもうた・・・なんか出足から申し訳ない感が(>_<)



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気を取り直して、まずはベーコンを5mm幅に切っていきます。



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心配そうに見つめる先生の視線にドキドキしつつ、上手く切れたかな??


「お上手ですよ♪」

「先生、こういった包丁を扱う手つき一つとっても、
 普段お料理をしているか、不器用だなっていうのはほぼ見抜ける感じですか?」


「(笑)分かりますね(^-^)」


やっぱりお見通しだー(>_<)
/



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キッチンペーパーに広げたベーコンを、700Wの電子レンジで30秒位加熱します。


「今ベーコンが、レンジの中で香ばしい音を立てています・・・」


「香ばしい音ってあるんでしょうか(笑)」


はっ、緊張のあまり変な日本語になってしまっている。。




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パラパラと美味しそうな音が響いて、焦げ目も若干付きました。


「これは温めるというよりもね、加熱するというのが目的なので、
 ベーコンがちょっとチリチリする感じまでやります。
 普通でしたらね、フライパンでベーコンを焼きますでしょ?
 それが今電子レンジ簡単に、フライパンを使ったのと同じことができますのでね」




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油もいい感じにしみ出して美味しそう~☆

食欲をそそる香りがたまりません!



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ベーコンは熱が冷めるまで置いておいて、

続けてクリームチーズをゴムべらで柔らかくしていきます。

ってあれ?上手くできないぞ。。



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「こうやるんですよ(笑)」


なるほど、縦に切って、一回転してボウルにこすり付けるといった感じがコツなんですね。

白ワインを混ぜて、更に柔らかく。。




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[E:cat]ニャロメ姉さん「先生笑っていいんですよ(笑)」

「もう先生が、失笑を通り越して、あきれ顔という感じなんですれども・・・。
 先程のお話し通り、お料理全くやっていないんだなというのが、
 もう完全にバレバレという感じでございます。。」


「(笑)でもお料理は楽しく、ね」

「はい!今緊張はしているんですけれども、
 普段あんまりしていないことということで、逆に私ワクワクしております(>_<)/」



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美味しいお料理を作るのには、1つ1つの工程をきちんと、ですね。


そしていよいよ今回の主役、にらの登場です。



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根元のまとまっているところを切り落としたら、5mm幅に切っていきます。



「ちゃんと切りましょうね!」

「はっ、はいっ!」


はじっこが全部くっついちゃってた(>_<)ハズカシイ・・・



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「私見ないようにしますね。緊張してるみたいだから(笑)」


そそそんな・・・呆れた温かいまなざしとっても心強いですよ先生。。



まさかここまでできないとはと自分自身に驚きつつ、なんとか切り終えましたよ。




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でもって、先程のベーコンとにらをチーズの中に混ぜていきます。

そう、にらは生のまま使うんですよ(^-^)



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にらの緑とベーコンの赤と、チーズの白。

これぞ正しくクリスマスカラーじゃないですか!

ここまで計算しているとは・・・さすがです、米山先生☆



「そうでしょう♪(エッヘン」


先生ってば、意外とおちゃめなのね(笑)



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「クリームチーズ、乳製品はにらの臭さを取ってくれますし、
 あとチーズのコクがにらの味をね、バックアップしますね。
 これで非常に美味しくなりますよ」



ただ漠然と合わせている訳ではないんですね、うん。




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「にらって割と中華料理系に使うことが多いんですけども、
 たまにはこういったおしゃれな洋風のオードブルも作ってみると楽しいわよね♪」


「確かに、クリスマスにニラレバ炒めとかはちょっと合わないですね」

「でもそれも楽しいかもわからないですよね。
 今度作っていただきたいわ、ひろぽんおにいさんに♪」



∑(゚Д゚)エッ!?


先生ずいぶんとチャレンジャーですね。。



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先生の思わぬお言葉にドキドキ(>_<)しつつも、

最後にコショウを加えてとりあえず出来上がりです。トロトロで実に美味しそう。

仕上げは2品目の後に!



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続いて教えていただくのは、
『トマトファルシ』。

ファルシとは、フランス語で詰め物の意味なんですね。

(こちらも詳しいレシピは前回の記事をご覧ください)

鹿沼の特産でやはり忘れてはいけないのが、トマト!

見てください、この赤く色付いた美味しそうな子たちを☆



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先程のグダグダを取り戻すべく、改めてやる気スイッチを押したおにいさん。

今度こそ上手くできるかな??



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「この『桃太郎』はね、ミニトマトよりは大きいんですけど、
  直径5センチくらいの可愛い感じですからね。
  クリスマスのオードブルにちょうど良いかなと思います」



ほんとに、手に持った感じが可愛いなぁ。



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「まず横に置きますね。そして全体の1/5のところから切ります。
 切った部分をふたにするんです。
 で、すわりが良くするために、お尻の方も切ってあげます。
 潰れちゃいますからね、あまり力を入れて持たないようにしてくださいね」




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トマトはデリケートな食材ですからね。そーっと、そーっと。。



「今度は、軽量スプーンの後ろなどを使いまして、トマトの内側に筋を入れていきます」




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「トマトの外周の内側に、筋を入れていきます。
 自分では力を入れていないつもりでも、汁が出てきてしまっていますね。。
 これは実に新鮮なトマトということで・・・」


「新鮮なトマトは硬いと思うけど(笑)」

「あー!新鮮なトマトはみずみずしいという印象がありまして・・・」


「みずみずしいですけど、外側は硬いんですね(笑)。実がしっかりしているとね」


口を開けば開くほど自爆してしまうおにいさん、

いわゆる
「にわか」ってヤツですな・・・(>_<)ヒッ



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なぜ筋をいれたかというと、中の身がくり抜きやすいようにするためなんですね。

いきなりスプーンでくり抜こうとすると、身がグジュグジュになってしまうんです。



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くり抜いた後の「器」は、逆さまにして置くのがポイント!

こうすることで中の余計な水分を落とすんですね。

身は軽く種を取り除いたら、あらみじん切りに・・・ん?ひろみんがわろてはる。。


[E:ribbon]「なんかそれちょっと面白い(プゲラッチョ」


それ?あ、今ね、あらみじん切りにした身を包丁の背に乗せてはじっこに寄せたの。

普通は逆でしょって。ん?逆??切る方???


キョトーン・・・(´・ω・`)ショボーン。。



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「包丁は一度拭きましょうね。味が移らないようにね」

「はい、そうですね・・・(刃に向かってあぶない拭き方をする)」

「こういうふう(包丁をスーッと動かす)に拭くと手を切りません(笑)」



[E:ribbon]「可愛いですねおにいさん(笑)」

[E:cat]「笑っちゃいけないって思ってるんだけど(笑)」

「あの~・・・恐らくですね、普段の取材以上に私緊張しております。。」


[E:ribbon]「でも普段の倍以上に楽しそうですよ(笑)」

「あの・・・楽しいでちゅ(噛んだ)
 先生、楽しそうに見えないかもしれませんが・・・元々"不景気顔"なものですみません。。」




「プー!!(盛大に吹き出す)」



アシスタントの
菊地さん「・・・(何も言えねぇ)」


「不景気顔って・・・どんな・・・プププププ」




笑わないのに慣れてるっておっしゃってた先生も、

これまで堪えていたものがここで一気に・・・゚゚・(>_<;)・゚゚・。



さ、気を取り直してハムのみじん切り行きますよ(笑)



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「優しい切り方をされますね。お人柄かしら?」

「あ、あの・・・これは先生、恐らく下手なりにどこかほめるポイントを探して下さった・・・
 逆に先生がすごくお優しいと思います。。」


「あらそう??(笑)やはり生徒さんはほめないと続かないですからね」

「先生は、ほめて伸ばすタイプなんですね?」


「そうですね。でもね、誰でもそうだと思うんですけど、
 叱られるより長所をほめてあげた方がまだやろうって気になりますでしょ?」


「はいっ!」



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なかなか上手くいったかな?



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お次はスイートバジルを2枚。

葉の葉脈(真ん中の太いところ)を取って、みじん切りにします。

包丁の先を使うのがコツです。



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「普通でしたらね、お野菜を先に切って、
 ハムとかを後だと思いませんか?なぜだと思います?」


「先に切ってしまうと香りが飛んでしまうとかですか?」


「それもありますけどね、バジルは金気を嫌うんですね。
 なので包丁を使うと、切り口から変色していってしまうんですね。
 黒っぽく。だから最後に切るんです。
 材料にご機嫌良くしていただいたら、美味しくなりますでしょう?」


「なるほど。食材と対話するという訳ではないですが・・・」


「そう、仲良くおててをつながないといけないですね」

「ありがたくいただく食材ですので、ギスギスした気持ちで作るなどもってのほかだと」


「そうですね。幸せになるための家庭料理ですからね♪」



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先生とのほっこり会話が弾む中、ごはんをボウルに入れていきます。

ちょっとほぐしたら、



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あらみじん切りにしたトマトの身、そしてハムとバジルを入れて、



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粉チーズを入れたら、これまたクリスマスカラーに☆


「本当に可愛いですね。この粉チーズがまた雪っぽくて・・・」


「ちょっとね(笑)今の季節そのもののようですね」



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お塩をまんべんなくふりかけたら、優しくかき混ぜていきます。



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トマトの色味がごはんに移っていって、なんとも淡いピンク色に。。


「トマトの水分、美味しさを吸ってとても美味しくなります。
 粉チーズの味の深みも出てきます。なんだか女の子の色合いになってきましたね(^-^)」


「特に小っちゃい女の子は、この色味は喜ぶんじゃないかなと思います」


「そうですね・・・小さくなくたって乙女はみんな喜ぶと思いますよ」

「そ、そうですね、ここにいる皆さん全員がおっおっ、乙女ということで・・・
 もう、皆さんにおっ、お似合いのお色なんじゃないかと思います・・・オモテマスヨ?」


[E:cat]「なんか敵取ったかのような(笑)」

「その割にかんでます(笑)セリフのようにかんでます(笑)」


そう、女性は皆永遠の17歳・・・ってどこの
17歳教の信者ですか(-。-;)



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先程裏返していた器、ちゃんと水分が抜けてますね。



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スプーンで、気持ち山盛りになる位に詰めていきましょう。

あまりぎゅっと押し込めずに、でも中に大きな空間ができないように。



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どうでしょう?なかなかいい感じ??



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トマトの高さの3分の1から4分の1大めに盛るとちょうど良いですね。



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粉チーズとパン粉を混ぜて、



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ごはんの上にそっとふりかけたら、オリーヴオイルをたらして準備完了!

オーブンで焼き上げた後の香ばしさ、食感のサクサク感がこれで生まれます。



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フタも一緒に焼きますが、この時裏返しにして乗せないと、

アルミホイルにくっついてしまうから注意です。



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190℃の温度で、10~12分程焼いていきます。

時間が進むごとに、チーズやオリーヴオイルの焼ける美味しそうな香りが、

キッチン全体に広がってもうたまらない!


「先生に教えていただきながらですけども、
 自分なりに心を込めて、みじん切りしたり詰めたりをしました。
 きっと美味しくなってくれるとことだと思います・・・今から楽しみです(>_<)」

「我が子が楽しみでしょ?」

「ほんとに、ちょこっとした佇まいが自分の子供のような気がしますね」

「作品はみんな、自分の子どもですものね(^-^)」



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気分はすっかりクリスマス、ですね。

そしていよいよご対面の時。。



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『トマトファルシ』完成!!

添えた一枚葉のバジルがまたきれい!



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焼けたトマトのシワシワ具合もいい感じに美味しそうヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!



「でしょ?(エッヘン」

「はいっ!」


「ささ、冷めないうちに先程のディップの仕上げをしましょう!」



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フランスパンを一番美味しい5mm幅にスライスして、




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こんがりトースト♪



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粗熱を取ったら、そこにお好みの量のディップを乗せていきます。



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「おさじですくった瞬間に、トロッと軟らかい感触が伝わってきますね♪」


「おさじって可愛い言い方ですね。久しぶりに聞きました(笑)
 男子可愛いですね、今ね」



ファッ!いや、自分もうアラフォーなんで・・・可愛いなんてそんな(まんざらでもない)


これだけでも美味しそうなんだけど・・・



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ベーコンを長細く切って、



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ななめ切りに長く切ったにらを乗せたら、上にベーコンをクロスさせるように乗せます。

クリスマスだから、おしゃれに十字架風なんですね。



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にらは寝かせるのではなく、縦に置くのが最大のポイントです。

ベーコンとにらの間にわずかにスペースができているの、画像で分かるかな??



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ベーコンもただ乗せるのではなくて、少しねじってあげると動きが出ておしゃれ♪



「ちょっとしたひと工夫でね、お料理って楽しくなります。
 だんだんと広がって。ちょっとしたひと手間でね、
 それが愛情という形で伝わりますでしょ?それが家庭の温かさなのよ」



最後にピンクペッパーでお化粧したら・・・『にらとベーコンのディップ』も完成です!!




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長いようであっという間、本当にお手軽にできちゃいました。

ただただ感動
。・゚・(ノД`)・゚・。



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先生、優しく教えて下さって、どうもありがとうございます!



「とてもお上手でしたね。
 これを機会に、ぜひともまたお料理に励んでみてくださいね(^-^)/」



最後まで温かいお言葉、感激です(>_<)。

おかげさまで、我が家のクリスマスメニューの定番になりそうです。。



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さっそくかぬま部みんなでいただきましたよ☆



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[E:cat]
「ほんと見た目がきれいなんですよね。プチケーキ、デザートのような感じで。
  いただきます・・・美味しいこれ!
  ほんとにね、クリームチーズの酸味というんですか、
  しょっぱさと、あとにらがね、後から香りが来るんですけど、とっても合いますね♪」


「嫌みのない美味しさですよね。
 にら臭さが際立ってなくて、上手に、こう・・・
 フランス語でいうところの『マリアージュ(結婚)』ですよね。
 上手に結婚している組み合わせだと思いますよ」


[E:ribbon]「では私も、にらのディップいただきたいと思います・・・うん、美味しい!
  生だったので、もっとにらの臭みがドン!とくるようなのを想像していたんですが、
  にらの良い香りをほのかに残しつつ、チーズがやっぱりにらの周りにまとってるので、
  臭みも全然なく、ホントに美味しいですね~☆
  まろやかになって、チーズとほんとに合うんですね!」




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ワシもいただくぞ~い!


「・・・自分で作っただけに、美味しさもまたひとしおです・・・」


うっ、ブログの文字打っててなんだか泣けてきたよ。。



「これはね、白ワインとの相性が抜群なんですよ♪」


なんですと!今日用意してこなかったナンテコッタ・・・いやいや車だから。

でも家で作ったらぜひとも合わせたいっ(>_<)/



続いて『トマトのファルシ』、いただきましたよ☆



[E:cat]「トマトのファルシ、いただきます・・・今半分に切ってみました。
  まず色がきれいです。ご飯とは思えないような・・・バジルの香りもね、すごくいいです。
  いただきます・・・うん、なんかね、
  トマトのイメージだったんで酸味があるかなと思ったんですが、甘みが先に来てます。
  そのあとにバジルの鼻から抜ける香りと、トマト独特の味がして美味しいです。
  それで、上にかかっているパン粉とチーズが、
  程よくカリカリっとした歯ごたえがまた違って、優雅な気分になれる一品だと思います。
  そんなものがすごい簡単に、ひろぽんおにいさんでも作れるんですから、
  一般のリスナーの皆さんにもぜひ作ってもらいたいです!」


[E:ribbon]「私もいただいてみたいと思います。見た目は本当にデザートのようですね。
  いただきます・・・うん、美味しい!
  トマトの酸味が最初に来ると思ったんですけども、
  甘みが最初に来て、ごはんもすごくしっとりしていて、
  上のパン粉もサクサクな感じと相まって、すごく美味しいですね。
  私バジル大好きなんですけど、バジルとトマトの相性の良さがとても感じられますね☆」



女子部2人も、そしておにいさんも、

冗談抜きにフタの部分まで完食しちゃいました。

ほんとにかぬまの番組やってて良かった・・・こんなにも美味しい食材をいただけて、

何より米山先生という素晴らしい方と出会えたんですから!

至福のひとときはあっという間に過ぎていったのでした。。




そして・・・取材の最後に、改めて先生にインタビューさせていただきました。



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それでは改めまして、
 米山 都子 先生のお料理研究家・コンサルタントとしてのキャリアを教えて下さい。


「調理師学校を卒業しまして、それからアシスタントの時代を経まして、
 その時にフランス料理に興味をもちましてね、フランス料理の学校に行きました。
 で、帰国しましてから、食に関するお仕事をさせていただきまして、
 2005年に地元鹿沼でアトリエを構えました」



立ち居振る舞いからお言葉遣いに至るまで、非常に品のある米山先生ですが、
 元々お若いころから食に関するお仕事を目指されていたのですか?


「そうですね、うちは自営業だったんですね。
 なので両親・祖母共に忙しくてあまり手をかけてもらえなかったんですね。
 でも、すごくね、子供心に思ったのは、
 その頃は給食ってのが無くてお弁当だったんですが、
 卵焼きがね、祖母の作るものと母が作るものと全く違うんですね。
 同じ卵焼きという名前のもとで、これだけ違う味というのはいったいなんなんだろうと、
 非常に興味を持ちまして、その頃幼稚園から帰ってくると、
 確かNHKの今日の料理の再放送だったと思うんですけど、
 料理番組があって、ずーっとそれを見入っていたんですね。
 でいつかね、何かこういう仕事をしたいと思いました」



なるほど。お母様、それからおばあ様の味というのが、
 先生の活動の原点になっているということなんですね。


「そうですね、はい」



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続きまして、『ア・ターブル』さんの主な活動内容を教えていただけますか?

「まずはお料理教室ですね。
 お料理教室というのも、通り一辺倒なものではなくて、
 例えばですね、これから冬になりますけども、冬には大根と白菜とおねぎ、
 夏にはおナスにきゅうりにトマト・・・たくさんね、いただくと思うんですね。
 やっぱりこれは土地柄だと思うんですね。そういうものを、
 いかに切り口を変えて皆さんに喜んで召し上がっていただけるかというようなお料理、
 そういうのを提案していきたいと思っていますね」



先生は鹿沼ご出身ということなんですが、生まれ故郷という部分も含めて、
 いずれはこの鹿沼にこういった拠点を築こうと考えていたのですか?


「はい。鹿沼は、食材がとても豊富なんですね。でもね・・・地味なんですよ。
 それをね、どうにかして、おしゃれな形にしてお届けしたいなという想いはあります」



『ア・ターブル』さんの印象的な名前、これを名付けた意味や込めた思いというのは?

「『ア・ターブル』ってのはね、
 フランス語でね、「ごはんですよ」っていう意味なんですね。
 直訳すると「テーブルへ」ってことなんですけども・・・ご飯が出来上がりますとね、
 日本のお母さんが普通にね、なんとなく家族の皆さんに向かってこう、
 ご飯ですよ!って温かく呼びかけますよね。
 それがフランスですとね、ママがテーブルをコツコツとたたいて、
 「ア・ターブル!」って叫ぶんですね。それがご飯ですよという合図で、
 家族が集う、そういう暖かいネーミングがいいなと思って付けました」



正しくこちらの活動内容を一言で表しているんですね。

「そういうふうに願ってます。はい。」


お料理教室について教えていただきたいのですが、いくつかコースがあるようですね?

「まずですね、お料理教室の方が『おもてなしのお料理」』のコース。
 こちらはオードブルから、日常のフルーツを利用して簡単にできるお菓子まで、
 一貫してコースで作りますね。ですからお客様がいらっしゃった時に、
 味をそのまま再現していただけるというコースですね。
 あとは『日々の食卓』といいまして、お料理を、例えばお出汁の取り方から、
 一つ一つきちんと学びたいという方のために、基礎のお料理教室があります」

「パンの教室の方は、『ギフトパンのアトリエ』と『パンビギナーズ』
 というふうに分かれておりまして、『ギフトパンのアトリエ』の方は、
 私が提案しております、大切な人に贈りたいパンというのをテーマにしまして、
 人に喜んでいただけるパン、パン屋さんに売ってないパン、
 けれども、相手の方の顔を思い浮かべて、
 こんなパンがあってこういうものを持っていったら、
 こんなふうに喜んでくれるかなというパンをイメージして作っております。
 それは、日本の季節感を取り入れたり、行事を取り入れたり、
 完全に私のオリジナルのパンです」



今お話をお伺いしていて、パンというジャンルにひときわこだわりをお持ちのようですが、
 その理由をもう少し詳しく教えていただけますか?


「理由ね・・・(笑)。なんだろう(笑)。
 ちょっとね、難しくなるかもしれないんですが、パンていうのは外来文化なんですね。
 ですから、それだけ自由に遊べるという部分がありますね。
 パンが主食の国というのは、
 例えばご飯1つをとっていただいても分かると思うんですが、
 主食の美味しさを、お米自体の美味しさをとことん追求しますよね。
 で、フランスとか欧米であっても、
 パンの形・・・バケットならバケットという1つの定義がありまして、
 その美味しさを追求すると思うんですけども、日本に入ってきたパンというのは、
 日本独自に消化されて、例えばお惣菜パンであったり、菓子パンであったり・・・
 これは外来文化だからこそこだわりが無くていじれる部分なんですね。
 そこにね、すごくね、大きな可能性を感じてます」



元々主食として文化を持っている方々ですと、
 逆にそういった発想が浮かばないということなんですね?


「そう思いますね。美味しさのみを、究極のみを追求してしまうと思うんですね」



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お料理教室に来られる皆さんは、ご家族、それから友人の方々に、
 自分なりのおもてなしをしたいからというお心を持って来られる方が多いんですか?


「そうですね、そういう方が多いですね。
 あとは、なんといっても身近な食材で手軽に、あぁこういった変化ができるんだという、
 そういう事が知れる手軽さが続いている理由かなと思います。
 作りやすい、そして手近な材料でできる。
 ふた手間をかけるのは大変ですけど、大切な家族のためならひと手間はかけたい。
 それで食卓が楽しくなったらとても自分もハッピーになる、そういった形だと思います」



私のような男性の方も、ちらほらいらっしゃるという感じですか?

「そうですね、ちらほらいらっしゃると思います。
 あくまで推測なんですが、40代から60代の方が多いかしらね。
 ご自分でご興味がおありになって、時間に余裕を持てる方たちだと思います。
 お料理に興味を持たれる男性が増えるというのは、とてもね、嬉しいことです」



体験された方々の反応、お声はどうですか?
 鹿沼という地にあって、隠れ家的な意味にも感じる魅力的な場所だとも思うのですが。


「あのですね、非常に安らげると。
 あとは雰囲気も含めて、癒しの場というお声をいただくと嬉しいですね」



今は冬ということで、若干寂しくはあるのですが、
 また暖かい時期になるとまた情景が変わりますよね?


「はい。今ちょうどね、艶やかな紅葉から落ち葉になりましてね。
 これから冬枯れの冬木立になりまして、4月の末くらいに山桜が咲きますので、
 その頃が芽吹き時ですごくきれいですね。
 そうすると3月くらいから下草でよもぎが出てくるんですね。
 で4月の頭に土筆が出まして、1つ1つが食材になるんですね。
 でそういったものもね、コースに取り入れております。
 西洋ハーブに関しては私が種を蒔きましたけど、
 よもぎと土筆に関しましては、自然発生ですね。鹿沼の豊かな自然です。
 おひなさまの時期が過ぎた頃によもぎがほんのちょっと芽吹いてくるとね、
 『あぁ、春が来たんだな』って印象をね、とっても強く持ちますね。
 でこのよもぎをね、今年は何にしましょうか?ってところから始まりますね。
 よもぎもね、パンに入れても美味しいんですよ!」



和菓子的なイメージの強いよもぎですけれども、そういった形でも使えるんですね。

「あのね、フランスパンに入れても美味しいですよ。
 パンって意外とアクの強い物も合うんですね。
 イタリアなんかだと、ちょっとほうれん草をはさんでパンを作りますでしょ。
 ほうれん草も意外にアクがあるものですから、
 だったらよもぎも作れるなと思って作ってみました」



ぜひとも季節になったら食してみたいです(笑)
 では、実際に教室を体験した方から何か印象に残ったお声はありますか?


「皆さんおっしゃるのが、HPのお写真がきれい過ぎて、
 私にはできないんじゃないかとか、お料理自体が難しいとか、特殊とかね。
 日常からかなりかけ離れた素材を使っているのではないかって、
 そういうふうにお思いになる方が多いんですが、
 実際に体験にいらっしゃると、こんな方法でこんなに簡単にできるのかとか、
 こういう取り合わせがあるんだっていう、取り合わせの意外性とか、
 そういったご意見をたくさんいただきます。嬉しいですね」



お料理教室に通われたことのない方だからこそ、
 先生のお教室に来てほしいという思いもありますか?


「それはあります!実はですね、数年前になるんですけども、
 それまでお料理をあまりしたことのない奥様が、
 日々の献立に困られていらっしゃったことがあるんですね。
 で、その方のレッスンで最初にゴーヤを使ったんですね。
 ゴーヤもご存じなかったんです、その方。
 私も最初は続くか心配だったんですけども、3年経った時に、
 「先生、私、料理の楽しさに目覚めました!」っておっしゃって。もう今ね、7年目です」



3年通われて、そういった長い時間を経てのお言葉ってのはまた重みがありますね。

「あのね、最初の1年くらいでお料理の楽しさには気づいていたみたいなんですけども、
 レシピ通りにお家で作ると、ご主人がお喜びになるので、
 それでお作りになっていたんですけども、3年目になった時に自発的に、
 自分でね、次は何が習いたいってのが出てきたんですね。
 そこがすごい進歩だと思いますね」



では、お教えになるお献立というのは先生がお考えになるのは当然ですけれども、
 生徒さんのご要望も聞いてお考えにもなるということですね?


「生徒さんは、やはりお料理が好きな方が多いですからね。ご本とかをご覧になって、
 『あ、こんなお料理を作りたいないつか』ってのがおありになるんですね。
 でも、本だけだとちょっと不安だから、
 こんなものを私はいつか作ってみたいんですけどってリクエストをいただくんですね。
 でそれをね、ご家庭で作れるように私が落とし込みまして、皆さんに作っていただきます」



やっぱり先生のフレンドリーなお人柄があるからこそ、
 生徒さんたちも忌憚なくご自分たちの要望を言えるのかなと思うのですが、
 こちらのお教室をきっかけに皆さんがよりお料理への興味を増していくっていうのは、
 このお仕事をされていて一番のやりがいなのではないですか?


「はい!本当にそう思います。
 すごくおもしろいのがね、最初お教室にいらっしゃいますでしょ、
 で3ヶ月くらい経つと皆さんハーブを育て始めるんです。
 次に包丁を買いたいと。次にお鍋なんです。
 面白いことに皆さん同じ順番なんですねこれが(笑)」



興味から自分で道具をそろえたり、食材を自分で育てたりっていう、
 お料理をきっかけにして趣味の世界が広がるっていうのは本当に素晴らしいですね。


「自分の好きな物から、
 日々の豊かさにつながるっていうのは本当に素晴らしいと思います」




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お料理を教える上で思うこと、日々考える想いはどういったところにありますか?

「楽しんで作ることですか、やはり。
 リラックスして、楽しんで作ることですね。
 教えていくことで思うことは・・・ここでしっかり覚えいって欲しい。
 だから教室の中で失敗してくださいと。失敗するとお家に帰って失敗しないです。
 初めて作るものですから、当然上手にできなくて当たり前ですので、
 そこをね、失敗を恐れずに自分のやり方でやっていって、
 そうすると、あ、この時はこうした方がいいと必ず学びがあるものですから、
 それをとにかく大事にして欲しいですね」



上手くできた時よりも、失敗した時の方が印象に残りやすいですものね。

「そうですね。でもね、すごく面白くて。
 やはり毎日毎日やってますとね、その曜日ごとの生徒さんの特長がありまして、
 あ、このクラスはお菓子が苦手とか、このクラスは泡立てが苦手とかあるので、
 自然にこちらもチェックしてるんですね。
 毎回同じメンバーという訳ではないんですけども、
 やはり曜日を選んで来ていただいてるんですが、
 ご都合の良い日は皆さん一定になってしまうものですから、
 結果的にそれぞれの曜日に特徴ってのがあるんですね(笑)」



先生なりに、生徒さんたちの特長をふまえて教えるというテクニックも大事だと?

「はい。レシピはあくまで標準であって、それを目安・・・たたき台にして、
 それぞれのご家庭の味を作ってくださいっていつもお話ししてるのですが、
 ここで作っていても、例えば大さじの砂糖や塩、
 こういうふうに計るんですよっていくらお伝えしてもね、
 その方のクセってのがどうしてもあるんですね。
 なので、例えば大さじ1にしても、そのクラスによっては、
 ちょっと少な目とか気持ち多めにしましょうねっていうのを、ちょこっとそえますね(笑)」



そうやって和気藹々とやられているからこそ、覚えも早いのではないでしょうか?

「そうですね・・・やっぱり楽しくないとね。はい(笑)」


コースごとの料金とご予約方法について教えていただけますか?

「『ア・ターブルのおもてなし』が月1回で7000円。
 『日々の食卓』が月1回で5000円。
 『ギフトパンのアトリエ』が月1回で6000円。
 『パンビギナーズ』がやはり月1回で5000円です。
 HPか、もしくはお電話でご予約いただく形になります」





ここで、取材前にお教室を終えたばかりの生徒さんがいらっしゃいましたので、

お声をお聞き下さい(^-^)



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●宇都宮からお越しの黒崎さん(画像右側)


「私は今回は3度目です。
 ちょっとおしゃれなお料理教室を探していて、HPで先生のお教室を知って、
 自宅からすごく近いということもあって申し込みました。

 レッスンも先生は常に材料をこだわりぬいていて、
 普段のうちの冷蔵庫の中では、これとこれは組み合わせないだろうなっていうものが、
 先生の所に来ると組み合わせがいつも上手にされていて、いつも食べてびっくり、
 『えっ、これとこれが合うんだ』っていうような感動をいただいてます。

 今まで自宅で作っていたお料理と全然違うものがテーブルに並ぶようになったので、
 その日に限っては、子供たちが『今日はお料理教室行ったんだ?』
 ってちゃんと分かってくれるんですよ(笑)。
 月に1回なんですが、家族もとても楽しみにしています。

 レッスンするお教室の中もそうなんですが、レストランの厨房のような感じで、
 器具も一流のものがそろっていて、すごく作りやすいです。
 すごく考えられてお教室の中が配置されているのと、
 あと食事をいただくところは・・・ピンクっていうのかな、
 サーモンピンクのような淡いお色でテーブルコーディネートされていて、
 そこから見える外の景色はほんとに自然がいっぱいで、
 まるで軽井沢のお料理教室にきちゃったって感じですね。

 自分の知らない食材ですとか、調味料を教えて下さったり、
 本当に丁寧に、言葉一つから、どういう意味なのか、
 それはどういうことなのかというこ とを丁寧に教えて下さって、
 はしょってるお料理教室っていうのではなくて、
 1から自分で作れるようになれる素晴らしいお料理教室だと思ってます」




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●下野市からお越しの和田さん(画像左側)


「私は初めてです。今日はおもてなしのお料理コースを教えていただきました。
 クリスマスに向けてということで、メイン料理とオードブルなど4種ですね。
 どれも最後に試食がある訳ですが、そちらをいただいた時には、
 全てレストランでいただくような素晴らしいお料理ばかりでした。
 自分で作れるんだってことを先生が身をもって教えて下さいましたので、
 びっくり仰天の一日でした(笑)。

 中でも、『エリンギ茸のローズマリー風味』というのがとても気に入りまして、
 すぐにでもこれは作れるなって。
 私も主人もワインをいただいては、その度におつまみになるものが、
 生ハムやチーズってのは当たり前だったんですけども、
 今日いただいたこちらの前菜はすぐに作れるし、
 とても手軽なお料理だったのでぜひ今晩にでも試してみたい一品でした。

 主人も、私がこちらに伺うのは楽しみにしていまして・・・。
 今日は行ってきますということで、『はいどうぞいってらっしゃい』と送り出されましたので、
 私が美味しいものをいただいて帰りますというのを、主人は承知しております(笑)。
 
 車でまいりまして、最初にびっくりしました。
 ここが教えて下さるところなんだって言われて、えーっ、って意外でしたし、
 あと中の雰囲気もとっても素敵だったので、
 とても良い気分のお料理の時間を過ごさせていただいています。
 
 今日は体験ということでしたが、
 このままお仲間に入れていただきたいということを先生に申しあげました。
 フレンチの専門家というのも承知しておりますし、
 お料理全般に対しての知識だとか、これはなんですか?ってお聴きすれば、
 必ず的確な答えを頂戴できますし、今日一日参加してみて、
 大変立派な先生を見つけて良かったと自分で思っております。

 優しい気持ちになれる時間を与えていただけるのと・・・
 私自身、食いしん坊で良かったなと思っております(笑)。
 美味しいものをたくさん・・・ではないですが、
 色々なものを少しずつ頂戴できるのが人生の楽しみだと思っておりますので、
 これからもそういったことで、知識だとか友達関係だとかを、
 こちらのお教室でいろいろ広げていきたいなと思います」




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黒崎さん、和田さん、ありがとうございました。

それでは再び米山先生のインタビューに戻りましょう(^-^)/




■先生はこれまで数々のお料理を考案されてきていますが、
 新しいお料理のアイディアが浮かぶ瞬間っていうのはどのような時なのでしょうか?


「いろんなことがあるんですけどね。
 例えば旅行に行って、新しい素材を見た時ですね。
 あとは、ヨーロッパに行くと、マルシェ(市場)というのがありますけれども、
 そういうところでたくさんの素材をね、
 マルシェっていっても道にずーっと1キロくらいあるところが多いものですから、
 つらつらつらつら見て歩く。そうするとね、
 あ、前のお店ではこの素材があって、このお店ではこんな良い素材がある、
 そこを足していくとこんな良いものができるわってのがあったり。
 あとは地元の食材ですとね、例えばすごく和の食材であったら、
 まるっきり正反対のものを合わせて考えてみるとか、
 自分の引き出しの中で足し算引き算をやっていきますね」



通り一辺倒な考えだけではなくて、
 いい意味での和洋折衷なども取り入れるですとか、考え出すと止まらない感じですか?


「一番ね、メニュー開発とか新商品開発で考えているのは・・・ゼロ地点。
 振り子で言えばゼロ。車で言えばニュートラル。頭を柔軟にすると。
 それでものを考えていくと、すごくこう、ミスマッチのような材料も意外と浮かんできて、
 でもやってみるととても仲良しじゃない?って発想が出てきますね。
 要は、頭の引き出しの中の組み合わせをする時に、
 どれだけ考え方に柔軟さがあるかということだと思うので、1つのことに凝り固まらない。
 料理に関して、素材の組み合わせに関しては柔軟な気持ちで対応してます」



柔軟な考えというのは、お料理以外の部分でもとても大切ですよね。

「はい、そう思います。ちょっと難しいですけどね、お料理以外の部分は(笑)」


先程のお話しの他に、これまで良かったこと、
 印象に残っていることを改めて教えていただけますか?


「他に嬉しかったこと・・・例えばですね、このシュトーレンなんですけども、



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 最初ね、パン教室でシュトーレンをやりましょうって言った時に、
 皆さんあまり良い顔なさらなかったんですよね。
 私理由が分からなくて、どうして?って聞きましたら、
 『だって、なんか口に油が残って重いじゃない?なんか高いばっかり高くてって』
 って意見がすごく返ってきて、それも私理解できなかったんですけども、
 でもとりあえず私シュトーレン大好きなので(笑)、やりましょう!って言ってやりましたら、
 参加して下さった方が、『シュトーレンってこんなに美味しいものだったの!』
 っておっしゃって下さって。
 なので、何でもそうですけど、きちんとしたものを使ってきちんとした手順で作れば、
 ちゃんと美味しくできるってお伝えできた時がすごく嬉しいですね」



生徒さんたちが元々お持ちのイメージを覆すってのも、
 先生ご自身爽快なんじゃないですか?


「(笑)ちょっとうれしいですね。えっへん!って感じですね(笑)」


でも、そういった嬉しい言葉をもらえると、
 それまでの苦労が全て吹き飛んでしまいますね。


「あまりね、私は苦労って思ってないんですね。
 ある方が仰っていたんですけども、
 『プロというのは、その道で苦労ではなくて、日々努力していると感じられる人』という、
 そのお言葉が私大好きなんですね。だから苦労と感じたことは一度もないんです」



■苦労と感じてしまうとお料理の味にも悪影響が出てしまいそうですね。


「苦労はちょっと重くなっってしまいますね。軽やかがいいですね」



■今満面の笑みがこぼれていますけれども、
 最後にこの『I[E:heart01]かぬま』をお聴きのリスナーさんへ向けてメッセージをいただけますか?


「今ですね、今年の4月から来年の3月までなんですけれども、
 日本テレビさんの・・・50年間続く長寿番組の『3分クッキング』、
 それのテキストの方に、『パンのある生活』と題しまして、
 毎月粉と水分と油分を変えたレシピを連載しております。
 ちなみに今月12月はね、『かぼちゃと小豆と甘酒をつかった杜氏のパン』なんです。
 ほかほかの蒸しパンなので、ぜひご覧になってみてください。
 
 また、来年2月の11日になりますが、東武宇都宮百貨店さんで、
 『ギフトパンとフルートのコラボレーション』のイベントを開催致します。
 かんぴょうを赤ワインで煮て、ちょっとチョコレートをかけた、
 県産品を使った新しいお菓子もお披露目しますので、ぜひお出かけ下さい」



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(画像はチョコレートをかける前のものです。とっても美味しかったですよ!)


「お料理は非常に身近なもので、
 いかに生活を豊かにするかというふうな、愛情につながっていきます。
 ぜひ『ア・ターブルの』体験レッスンにいらしてくださいね。
 心よりお待ちしております」



■米山先生、本日はお料理教室も含めて、本当にありがとうございました。


「私も楽しかったです。ありがとうございました」



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最後にお写真、ご一緒させていただきました。

(三角巾で髪の毛ペシャンコなのはご愛嬌です)



米山先生のお料理教室、本当に本当に楽しかったです。

おじゃまする前は、上手くできるかな、

どんな取材になるかなって不安があったのが正直なところですが、

明るくフレンドリーな米山先生に助けていただいて、

半日の時間が光の速さで終わっていました。


ぜひとも『I[E:heart01]かぬま』を聴いてくださっているリスナーの皆さん、

部ログをご覧くださっている皆さんにも、今回のレシピに挑戦してもらいたいな。

特に営業なんかで車で運転されながら聴いてくださっている、お父さん世代の方々。

日頃の感謝をこめて、奥様、そしてお子さんや親御さんへ、

手作りの真心込めたお料理、プレゼントなさってはいかがですか?


クリスマスのこの時期はもちろん、クリスマス以外でも!

きっと新たな家族の発見があるはず、ですよ。







[E:clover] 米山 都子 先生 [E:clover]


■服部栄養専門学校卒業後、調理師学校のアシスタントを経て、
  辻調理師専門学校フランス校卒業。
  エコール・リッツ・エスコフィエ、ル・コルドンブルーにて製パン基礎を修得。
  仏1つ星レストラン BIO・ブーランジェリー MOFショコラティエ等にて修業。
  2005年に東京・栃木にて料理とギフトパンのアトリエ『ア・ターブル』を主宰。
  パンブティックにてギフトパン販売、料理教室の講師、
  鹿沼商工会議所や大手食品メーカーへのコンサルティングなど、多方面で活躍中。




[E:clover]食のアトリエ ア・ターブル[E:clover]


住所:鹿沼市白桑田534-1

Tel&FAX:0289-62-1115

HP:
http://a-table.jp/



お料理教室の体験レッスンの申し込みなど、詳しくは上記HPをご覧ください。








それでは、また。














ボンジュール!ひろぽんおにいさんです♪

いよいよクリスマスが近づいてきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?



本日12月23日の放送では、

「食のアトリエ ア・ターブル」主宰 米山 都子 先生直伝の、

とっても素敵なクリスマスメニューレシピ2品をご紹介しました。


おにいさんのお料理教室体験レポートは後程詳しく・・・という訳で、

放送中にメモできなかったという方のために、

今日これからでも簡単に作れる各メニューのレシピ、再度お知らせします☆




●「にらとベーコンのディップ」



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【材料(2人分)】

・クリームチーズ50g
・ベーコン1/2枚
・にら2~3本
・白ワイン大さじ1/2
・粗挽きのブラックペッパー少々


①室温に戻したクリームチーズに白ワインを加えて混ぜ、
  5mm幅にみじん切りしたベーコンを、
  耐熱皿にクッキングペーパーを敷いた上に乗せてラップなしで2分間レンジにかける。

②ベーコンは粗熱を取った後、2~3mm幅に切ったニラと一緒にチーズに入れ、
  ブラックペッパーを入れ混ぜ合わせる。

③5mm幅に切ったフランスパンをトーストし、お好みの量で乗せたディップの上に、
  長細く切った(先は斜め切り)にらを乗せる。縦に刺すように乗せるのがポイント。
  最後に、長めに切ったベーコンを①と同じように加熱し、
  粗熱を取った後、にらとクロスするように乗せる。(ねじって乗せるとおしゃれ!)




●「トマトファルシ("ファルシ"はフランス語で詰め物の意)」



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【材料(2人分)】

・中玉のトマト5cm程のもの)2個
・ご飯1/2カップ
・粉チーズ大さじ1/2
・ハム1枚
・バジルの葉 2枚

上記のものとは別に、

・粉チーズ大さじ1
・パン粉大さじ1
・オリーヴオイル大さじ1
・塩 小さじ1/8
・胡椒少々


①トマトの上部1/5のところを切り取り、果肉と種をスプーンでくり抜いて粗みじん切りに。
  くり抜いた後の身は網(ザル)に逆さにして、水分を切って器として使う。
  お尻のところを気持ち落としておくと、置いた時に安定してベター。
  (切り取った上の部分は大事なフタとして使います)

②粗みじん切りにしたトマトの果肉とご飯、粉チーズ、
  同じく粗みじん切りにしたバジルの葉を入れて混ぜ合わせ、塩・胡椒で適宜調味。
  バジルが手に入らない場合は、パセリの粗みじん切りでも代用可能。

③トマトの器の内側に軽く塩をしたら、これを程よく山盛りになるくらい詰める。
  粉チーズとパン粉を混ぜたものを上に乗せ、オリーヴオイルをかけたら、
  オーヴントースターできれいな焼き色が付くまで焼き上げる(約12分)。
  この時、フタの部分も一緒に焼き上げる。

④最後にバジルの葉を上に添え、フタを横に置く。



どうですか?簡単でしょう??

不器用なおにいさんでもできちゃったくらいだから、

普段はお料理なんてしないよ、なんていうお父さんにもきっと簡単に作れるはず!

お母さんにまかせっきりにしないで、日頃の感謝の意味も込めて、

たまには家族サービスしてみませんか?


本編は後日公開!お楽しみに(^-^)/












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