突然ですが、クイズです[E:sign03]
これ、なーんだ???[E:eye]
近すぎて分からないとな?[E:cat]
じゃ、ちょっと引いて、と・・・
まだ分かりづらい??
では、全貌を[E:sign01][E:sign01][E:sign01]
ちゃちゃーん[E:shine][E:shine]
正解は[E:sign01]
コースターでした~~~[E:flair]
ヽ(*´∀`)ノまた来週~☆
・・・はい??(・◇・)
分かってますよ!この [E:snow]雪の結晶[E:snow] みたいな綺麗なものについて、もっと詳しく説明しろってことですね[E:shine](`・∀ ・´)[E:dash]
これは、“組子”です。鹿沼の組子細工 。
組子というのはー・・・[E:cat]
・・・組子というのはなんですかね、モリモリさん??←
[E:restaurant]組子っていうのは、小さな木材を釘を使わないでパズルみたいに組み合わせたもののことだよー[E:happy01]
なるほど[E:sign03]
上の写真をよーく見てみてください[E:camera]
たしかに釘はどこにも使われてません。
木を組み合うだけなのに こんなにガッチリと、しかも複雑な幾何学模様を作り出せる組子 ・・・
す ご い [E:sign01] [E:sign01][E:sign01]ヽ(゚Д゚)丿
これは、是非にみなさんにも紹介しなければ[E:sign01]≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ
と、いうわけでやってまいりました。
今回、取材に協力してくださったのは鹿沼市仁神堂町にある『吉原木芸』 さん。
ん?なんかいる・・・(・3・)
[E:dog]ようこそ!待ってたよ~。わふっ[E:dog]
わわわんこだ!!!(´▽`)
お名前は??
[E:dog]金太郎[E:shine]ですっ[E:dog]
まあ!凛々しい お名前!![E:impact](・Д・ノ)ノ
金ちゃん[E:dog]に案内され、さっそく吉原木芸の代表である吉原幸二さん にお話を伺います[E:karaoke]
えーっと、メモによると[E:memo]o(・ω・ ) 組子は
「障子の格子部分を、職人がその技術や見た目の美しさを追求して、競い合って細く複雑にしていった」
とあります。
その組子で作った代表的な建具が[E:crown]かぬまブランド[E:crown]にも認定されている
鹿沼組子書院障子[E:sign01][E:sign01][E:sign01]
吉原木芸さんはこの組子書院を作っている会社です[E:happy01]
吉原さんが手がけたものをいくつか写真で紹介してもらいました[E:happy02]
こんな変わったものも。
「変形組子」
インパクト大な形[E:sign03]障子というよりは衝立のようなタイプですね。
複雑な模様がいくつもいくつも並んでいて、きれー・・・[E:heart04].+゚*。:゚+(*゚Д゚*).+゚*。:゚+
そして吉原さんの自信作
「孔雀」
ポイントは孔雀が広げた[E:shine]羽[E:shine]
印象的な、まぁーるい曲線。。。
組子は曲線が入っただけで、技術の難度がグンと上がるんですが・・・[E:sweat01](((=ω=)))
曲線をふんだんに使ってのこの見事な仕上がり[E:coldsweats02]
「これが出来るのはウチくらいです」と吉原さんが自負するのも頷けます[E:sign03][E:good]
そんな曲線の技術を応用した立体作品が・・・
木って・・・こんなに曲がるものなの???(´・ω・`)
「 木曽ひのき を使ってるんです[E:shine]他の木材と比べると 比較的 柔らかくて、色も均一で仕上がりも良いから[E:happy01]」
なるほどー[E:sign03]((φ(・Д´・*)
技術だけじゃなくて、木の特性を見極める目と知識も必要なんですね。[E:happy02]
さらに孔雀の周りには、[E:cherryblossom]八重桜や 桜[E:cherryblossom]などの名前が付いた模様が展開されています。
しかし、こんな複雑な模様・・・いったいどうやったら釘を使わずに作れるの??[E:coldsweats02]
そのポイントは 切り込み にあります。[E:hairsalon]
組子は薄い板のパーツがいくつも組み重なっているわけですが、その一つ一つに細かな切り込みが入っているんです。
たとえば、“三組手(みつくで)”と呼ばれるものは、片側に切り込みを入れた板を2枚、両側に切り込みを入れた板 を1枚の、計3枚を組み合わせることで、釘を使わずとも * ←こんな形が出来上がるので す!!
こちらに詳しく載ってます↓
【とちぎ ふるさと学習】の鹿沼組子のページ
ぜひぜひ、工房での作業の様子も見せていただきたい[E:sign03]゚+.゚(´▽`人)゚+.゚
と、いうわけで見学させてもらいました[E:wrench][E:wrench][E:wrench]
みなさん、もくもくと作業中・・・
実は吉原さんの3人の息子さんは全員、職人としてこの工房で働いてらっしゃるんです。
奥様も組み立て作業をされるとか。
まさに職人一家[E:sign03][E:lovely]
工房では様々な作業が行われています。
次男さんは木材のカンナがけ中
三男さんは木材を切断中・・・
切り込みの入った木材。きっちり入ってますね~~
不思議な切り方・・・これが釘を使わない秘訣なのかな??
ん?長男さんが作業してるのはなんだろう??
「古い、昔の組子の欄間の修復作業です。」
これが、欠けてしまったパーツ。年季が入ってる[E:sandclock]
新しいのを取り出して[E:shine]
切り込み部分の溝に接着剤をつけて
はめ込んだら、かなづちで 打ち付けて
余分な接着剤を綺麗に取り除いて
地道な作業を繰り返していきます[E:wobbly]
実は、東日本大震災で 家々や店舗に現存していた、昔の職人さんが作ったすばらしい組子の建具たちが損傷してしまい・・・ [E:weep]
修理してくれる技術者のあてもなく、困り果てた方々が「どうにか修復できないものか」と県外からも吉原木芸さんの扉を叩くそうです [E:door]
これもその一つ。
吉原さん曰く、
「昔の職人は機械では出来ない細かくて堅い仕事をしていて、ものすごくいい仕事をしている」 んだそう。
顔も見たこと無い昔の職人さんの手仕事を、自分で作業しながら体感できるって、ロマンがありますね~~[E:sign03](((o(*゚∀゚*)o)))
組子は精密に組んであるので、注意深ーく壊れた部分を取り外して、木曽ひのき で作った新しい パーツに付け替えます。
こんなに華麗な手さばきでもすべて修理し終えるまでには2ヶ月くらいはかかるとか[E:sweat01]
根気の要る作業です[E:rock][E:dash]
それにしても三兄弟全員がお父さんの跡を継いで組子職人になるなんて凄い[E:sign01]o(>∀<*)o
こちらでは次男さんが、出来上がった組子コースター(今回、番組プレゼントのために特別に作ってくれました[E:note])に ヤスリ をかけています。
表面をならしているんですね[E:catface]
早くてカメラじゃ捉えきれません[E:impact](-∀-;)[E:sweat02]
ここで、代表してご長男にお話を伺いましょう。モリモリさん突撃ー
[E:karaoke][E:impact]
[E:restaurant]どうして組子職人になろうと決心したんですか?[E:restaurant]
「うーん・・・子どもの頃から ずっと見ていて・・・なんというか、最初はプラモデルのようで楽しい な、と。自分ですべて作って完成させるというところに魅力を感じましたね。」
[E:restaurant]今後の目標はなんですか?[E:restaurant]
「古い伝統の良さを伝えながら、今の時代に合ったものも他業種の方たちとコラボして色々作っていけたらと思ってます」
頼もしい跡取りさんですね[E:shine][E:shine]o(`・ω・´)o
長男さんの仕事を見守る吉原さん。[E:confident]
もちろん、ご自身も現役の職人さんですっ[E:wrench]
メディアでも多々取り上げられてます[E:tv]
仕事でも家庭でも奥様はパートナー。[E:confident]
[E:dog]みんなすごい人たちなんだよ[E:sign01]えっへん[E:sign03][E:dash]ぼくもイイ子でしょ? [E:sign02][E:dog]
組子職人は昔と比べると年々減少していると言われていますが・・・[E:think]
吉原木芸さんのように、伝統の技が次の世代へとしっかりと受け継がれることで、これからも末永く、この繊細で優美な「組子」という素晴らしい文化を残していってほしいです。[E:happy01]
吉原さん、ありがとうございました[E:sign01][E:sign01][E:sign01][E:happy02]
[E:present][E:present][E:present]おまけ[E:present][E:present][E:present]
金ちゃん[E:dog]のベッドはお手製の木屑のベッド[E:heart01]ヾ(*・ω・*)ノ
木を扱う吉原さんならでは[E:clover] 」[E:shine](ゝ∀・)
[E:dog]あったかいから お気に入りだよ~[E:note] [E:dog]
[E:club]今回、ご紹介した「鹿沼組子」は鹿沼市内の『木のふるさと伝統工芸館』でも見ることが出来ますよ!![E:club]
●▲■ INFORMATION ●▲■
有限会社 吉原木芸
◆住所 栃木県鹿沼市仁神堂町51-1
◆TEL 0289-65-4600
[E:cat]RYO[E:cat]