弥生三月も中日を過ぎ、柳の木も芽を吹き

冬の間はぴったりと締め切っていた窓を開けると

風とともに、ふわっと優しい香りが漂ってきます。



こんにちは、ニャロメ姉さん[E:cat]です。


うららかな春の光に誘われ、花便りが聞かれるようになると、

誰の心もそぞろ浮き立ってきますね~[E:lovely]



   「花に嵐のたとえもあるぞ

    さよならだけが人生だ」


そんな春はまた、別れの季節でもありますね。


皆さんは、良い出会いと別れ、経験していらっしゃいますか???




3月前半のテーマ

『草木芽吹く春に、何か新しいことを始めてみるのはいかが?』

という事で 3月17日の[E:karaoke]O.Aは

『工房 心の郷』をお送りしました。


市内引田に 2月11日にオープンしたて ホヤホヤの

ギャラリーを兼ねた工房の主、駒宮洋さん

埼玉県川口市から、昨年末に鹿沼に移住されました。


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川口市で建築関係の会社を経営する傍ら、

懐かしい日本の風景を残したいと

18年ほど前から、古民家のミニュチュアを

製作するようになりました。

永年住み慣れた都会から、鹿沼に移住を決意された駒宮さんも

素敵な出会いと、別れを経験されているのでしょうねーー[E:confident]


そんな話も交えつつ、本題の
『ティッシュペーパーの昆虫[E:sign02]』 ってどんなもの(@_@)


興味津々の私[E:cat]が、いろいろお尋ねしました[E:sign01]



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[E:mobaq] 工房を開くまでの前職や作品を作り始めたきっかけは



駒宮さん「建築関係の仕事を長年していました。
      鉄で物を作ったり、溶接をしたりと、最初から物を作ることが
      好きでしたね。それに合わせて図面を描くことも大好きでした。」

      「私が生まれたのが利根川近くの栗橋で、
      古民家の藁ぶき屋根の家で、生まれ育ちました。
      懐かしくて良いでしょう?藁ぶき屋根って!
      そんなこともあって18年ほど前から古民家のミニュチュアを
      作り始めました。」





[E:mobaq] 古民家のミニュチュアは具体的にどのように作るのですか



駒宮さん「夫婦二人でいろいろな所に旅行して、
      白川郷やいろいろな藁ぶき屋根に行って写真に撮ったり
      実際に測ったりして。それを1/40の縮尺に図面に起こします。
      戸から障子から、畳まで、中の様子を全部再現して、動くようにもし
      電気も付けて中が見えるようしました。」

      「家だけでなく、見た人が昔はこうだったと、一瞬で解るようにしたいと、
      周りの木や花や家畜や、風景までもその中に凝縮して再現するのに、
      ティッシュペーパーで出来ないかと考えました。」
 


ふ~ン、それがティッシュペーパー昆虫へとつながっていくのですね…



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(庭先にニワトリがいるの、わかります[E:up])




[E:mobaq] こちらのギャラリーには何点の作品があるのですか




駒宮さん「古民家だけで18点あるかな、いまも作っていますけれど。
      昆虫は120種類くらいで、320匹は超えているかな~。
      1メートル以上のケースには、白い昆虫が30匹は入っていて、
      別なケースには色を付けた昆虫が30匹以上入っています。
      小さいものは蚊や蟻から、大きなものはカブトムシ、キリギリス
      オニヤンマなど。
      白い昆虫はテッシュペーパーで出来ているって、
      一目瞭然で分かるような感じですが、色を塗ってしまえば、
      テッシュで出来ているって、分からなくなっちゃいますね。」





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(トンボの羽、向こうまでちゃんと透けているの見えますか?)




[E:mobaq] (芋虫なんて余りにリアルすぎて...)
  一匹作るのにどの位かかるものなのですか



駒宮さん「テッシュペーパーを1mmに切って、それを紙縒り(こより)にして硬くして
      紙縒りにしたものを3mmから5mmの長さに切って、 
      ピンセットで1本1本背中に植えていくのが、毛虫なんだからね。
      小さいものだと図面から描いていくと、5日くらい。
      オニヤンマやカブトムシになると1週間近くはかかるかなあ。」
 
      「どうしてそんなにかかるかと言うと、ティッシュペーパーに色を塗ると
      形が崩れてクシャクシャになるから、またそこを直して、
      乾いてからまた色を付けたり、ニスを塗ったり。
      最終的に綺麗に木の枝に留めてあげるまでにはそのくらいの
      時間が必要ですね。」




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(余りの緻密さに.....\(◎o◎)/!)




[E:mobaq] 見ても言われなければ、ティッシュペーパーって分かりませんよね。
  全て独学なのですか



駒宮さん「ティッシュペーパーを一枚一枚剥がして、2枚・3枚・・・20枚合わせたら
      どの位の長さになるとか。一箱160枚を全部重ねてボンドをつけて
      固めたら厚さは何センチになるかとか。
      ティッシュペーパーによって縦横の裂け方も違う。保湿の紙は紐には
      ならないけど、フカフカの紙になる。
      そんなデータを飽かず一日中学んでね、資料として残していますよ。」



 ティッシュペーパー博士になってしまいますね...



駒宮さん「ハッハッㇵッーー(笑)
      貿易センターであった、ティッシュペーパー業界の会合に
      講師で呼ばれたことがありましてねぇ...
      作品の中でうちのメーカーを重点的に宣伝して欲しい、な~んて
      笑話もありましたよ。」 


      「余談ですが...ティッシュくんのうた、なんていうのも
      作ちゃいました。」



  [E:note]   四角いはこから いまとびだした

      なんでもできる パワーをもって

      なにを作るの ティッシュ
くん    [E:note] 





   
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(ブローチになっている ティッシュくん...カワイイね[E:wink])




   

[E:mobaq] そんな研究熱心に作られた作品は商標登録もされているとか


駒宮さん「最初は特許出願しようと思ったのですが、新聞に出ちゃったから駄目と
      いわれまして...。じゃあ、商標登録しましょうということになりました。」




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[E:mobaq] 数多くの展示会やイベントもなさっているようですが



駒宮さん「石川県の美術館、山梨県や埼玉県の科学館。また
      ホテルやデパートの催事場で展示と実演を行ったりしました。」




[E:mobaq] お客様の反応はいかがでしたか



駒宮さん「最初は目の前にテッシュペーパーとピンセット、ボンドがあって
      1時間経ったらてんとう虫やアゲハチョウが出来て持って行けますよ
      って言うとね、みんな嘘でしょうって!
      普段落ち着きのないお子さんも、一時間後には真剣になって。
      ついてきたお母さんが驚かれるくらいにね。
      またお年寄りの多い施設などでは、手先を使う事で刺激されて、
      喜ばれる顔を見ることが出来ます。
      兎に角ティッシュペーパーは身近にあるものだし、危なくないですからね。」





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(一枚のティッシュペーパーから、6匹のテントウムシが出来ます)




[E:mobaq] 作品を通じて、どのような事を伝えたいですか



駒宮さん「物を作っていくって良いじゃないですか。
      与えられたものを組み立てるわけじゃから、一つ一つ自分で考えてね。
      そこに夢があるから、その夢を子供達にも伝えてあげたいなって。
      見て頂きたいのと、それだけでなく作ることで想像力を豊かにしてあげる
      こともギャラリーの目的の一つかな!!」





[E:mobaq] そのギャラリーの場所に鹿沼を選んだ理由は




駒宮さん「日光の温泉に来た帰りに、今日はゆっくり帰ろうって事で
      鹿沼の街中を抜けてインターに向かいました。
      途中にあったリンゴの直売所でリンゴ食べながら、『こういう処良いなぁ、
      住みたいなぁ。』っていったら、『ぜひ来てくださいよ!』っていう話になって...
      美味しい空気と綺麗な川があって。そして人情があって、
      みんな人柄も良くてね。来る度に実感しました。」

  
      「年配になったら慌てずのんびりね。虫と同じじゃないけど、陽が登ったら
      起きて暗くなったら寝る。そういう生活の方が人間らしいじゃないですか。
      男のロマンというかね、ここに椅子を置いて山と川を見ていると、
      『あぁ、やっぱりこの地に住まないといけないなぁ』という思いが
      ひしひしと湧いて来てね。今は大満足です!!!」 






[E:mobaq] 今後のイベントのご予定などは



駒宮さん「2月11日にオープンしたばかりですからね~~アㇵっ。
      まだ市の関係者の方も知らないでしょうし...こういう施設があるなら
      何とか利用できないかなぁ、とかね。
      鹿沼の皆さんと仲良くしながら、喜んでもらってね。
      『また行きたいなぁ。』『行けば発想が変わるよね。』っていうような、
      希望のある『心の郷』にして、一緒に発展していきたいと思っています。」





[E:mobaq] 最後にアピールやメッセージをお願いします





駒宮さん「人生の原点という事で、ここに来られた方がみなさん
      ご自分の故郷を思い出していただければなぁ、と思います。」

      「小さなお子さんなりにティッシュの世界、小さく丸めて作ってみようという世界。
      少し大きな方は虫を見て、鳴き声はしないけど、あぁこういう所で生きている
      んだなぁ、と感じてもらう。
      お父さんお母さん、お祖父ちゃんお祖母ちゃんには、古民家を見てもらって、
      昔を懐かしんでもらう。
      そんなね、家族が揃って語らえ、楽しめる処になってほしいな、と思います。」

      「先生来たよー、って。これ教えてください、って言う感じでね、友達みたいに
      接してくれたら嬉しいですね。 
      今日やってますか? の一言が私の励みになりますから、ご家族みんなで
      お出かけ下さい。 よろしくお願いします。」








      
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始終笑顔でお話をして下さった駒宮さん。

本当に物作りが生き甲斐なんだなぁ、と強く感じるニャロメ姉さん[E:cat]でした。



手に持っている「サザンカ」の花も、ティッシュペーパー1/2枚で作るのですが、

インタビュー中にササッと (ニャロメ姉さん[E:cat]的には、結構(; ・`д・´)必死)

教えて頂きました。



ご自分の持っている技術は惜しまず、次の世代に伝えていきたい

という思いもしっかり受け止めました[E:sign03]



まだまだお見せしたい作品は沢山ありますが、

それは実際に工房に行って頂いて、

皆さんの[E:eye]で、見て欲しい(^_-)-☆  です!!




『工房 心の郷』は

古峰ヶ原街道を西に向かい、引田橋を過ぎて約2km



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↑ この看板が見えたら、下久我方面に左折してくださいね([E:danger]見落とすと大変だよ[E:sign01])

200mほど進むと、左手に真新しい[E:house]が見えてきます。


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ギャラリー開館時間

金・土・日の午前10時から午後4時まで



[E:shine][E:shine] 前日に[E:telephone]頂けるとありがたい [E:shine][E:shine]


との事ですので、よろしくね~~[E:wink]









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工房  心の郷


〒 322-0255

  鹿沼市引田187-1

☎ 0289-65-8119





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